東京から上越新幹線の開通も早かった。
新潟県は雪深い地域もあるが、全体的にみると豊かなところであった。
東北の各県と比べるとよくわかる。
昔の人口とは「食える」人数であった。
人口も多かった。
過去の都道府県人口推移
新潟で地域再生のNPO法人があり、その代表が小生の友人の紹介で会いに来られました。
町田駅の「OMU×Vege KYUSAN」の前で待ち合わせしました。
地域再生は簡単なことではない。
状況を説明していただき、意見を求められました。
かいつまんで言うと、
上越新幹線浦佐駅からクルマで15分くらいの山の中。
小さな集落があるが、どうやって再生したよいか?
十数軒で40代、50代も数人いるが結婚しているのは一人だけ。
田んぼの面積は全部で6haほど。
昔はその倍以上はあったが減るばかり。
米の収入というか売上は1軒あたり60~70万ほど。
子供がいないので将来はない。
移住者を探す。
それには、最低限の生活が出来る稼ぎがないと。
そのお手伝いというか、仕組みを作りたいという。
日本にはこういう地域はたくさんあります。
限界集落という定義があります。
限界集落も7つに区分されているようですが、どちらにしても地域としての共同体が維持できない。
新幹線の駅からたった15分の地域でもこういうところが。
東京駅から浦佐まで90分あれば着く。
日本一高い値がつく「魚沼米」の産地のひとつだ。
こういう場合、打つ手はあるのか?
普通の発想では極めて難しいでしょうね。
稲作もその規模では設備投資も出来ない。
面積の9割は山。
山を中心に考える方が良いのでは?
都会の富裕層にオーナーになってもらうとか。
田舎暮らし、山の中での生活にあこがれる若者を探す。
東京、首都圏から時間も距離も近いのが大きい。
どちらにしても、日本全国こういう地域がたくさんあります。
地方再生と簡単に言えるものではない。
税金を投入すればすむものでもない。
政治、行政の力、お金も必要だろうが、それ以上に民間の知恵が必要。
喰えるようにするには、顧客を持たなければならない。
商品化政策
なにを商品にするか?
なにをウリモノにするか?
生産政策
資金政策
販売政策
これらがあって初めて動き出す。
外部の知恵が必要なのはいうまでもない。
9月には山形のある村に呼ばれている。
行政からだが、そこでも問題提起、提案しようと思っている。
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