市川稔の米(マイ)情報

どうなる「コメ政策」

いくつかの取引先米農家を訪ねて。

平成30年から「国が生産面積を配分することをやめる」、一般的には「減反廃止」とか言われている。

モノの値段というものは需給で決まる。

穀物など、保存出来るものは特にそうだ。

5%狂えば違うし、10%狂えば暴落、暴騰となるでしょう。


国は、いわゆる交付金の配分で誘導しようとしています。

「主食用米作っても暴落してしまいますよ」

言うこと聞いた方がお利口ですよみたいな・・・


米の生産量が多い東日本が影響大きい。


生産量多いのは北海道、東北、北陸(特に新潟)です。

それに関東。

関東まで含めればおよそ7割に達する。

都道府県別生産量


30年産が下がると予想されれば、29年産の在庫持ちたくないだろうし。


暴落して生産が減り、また暴騰しても困るし。


全体像は不透明な部分があるのは事実。


生産、流通も変わってきているのも事実。


小生のような規模の会社では生産者直取引が大半で、そういう取り組みは早い方でありました。



全農の取扱量がどんどん減っている。

全農へ販売委託する米が減っているのだ。


宮城のあるJAでは全農に出さないで直接契約で販売する割合が3割強だが当面5割を目指す。

山形の大きなJAですが、すでに直接契約販売の比率が8割に達する。



全体があり、部分がある。


部分の積み重ねで全体になるという考えもある。



全体像を睨みながら、部分、自社、自分の戦略を立てなければいけません。



ようするに、



相場で販売するのでは「流されてしまう」ということです。


独自の生産


品質向上作戦


独自の販売


自社企画商品


売り先との深い連携



そういうことが大事になって来ます。




今回の出張で改めてそういうことを強く感じました。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事