市川稔の米(マイ)情報

食がわかれば世界経済がわかる

「食」を資源としてとらえるか「文化」としてとらえるかの違い。

なるほど、なるほど。

英米かな。イギリス料理とはあまり聞かないし、アメリカ料理も無国籍料理みたいだし。

アメリカ、特にニューヨークには日本食レストランが600店以上あり、繁盛店も多いようです。
高級料理店の範疇だから一般のアメリカ人がそうなっているのではないでしょう。

食を工業化したのは英国で、それを実現させたのは米国でしょうね。

フランスは食を文化としてとらえていますが、そもそもはフィレンツェの大富豪「メディチ家」からフランス国王に嫁入りした時に連れていった料理人が始まりだと云われています。

イタリアの方が歴史はずっと長いですね。

フランス料理が一般に広がったのはまだ200年程度の歴史ですからね。

著者が「食」のことから「世界経済」を視る視点というのには興味持ちました。
そういう風には見えなかったから。

詳しくは本を読んでもらうとして

Kinokuniya BookWebはこちら

日本の食文化は世界に誇れるものであることは間違いありません。

それが壊れてきていることが問題なのです。

アメリカ型の規格大量生産。

コンビニエンスストアチェーン、チェーンストアレストラン、ファーストフードチェーン。

そう、このチェーンストアこそがアメリカで発達した理論であり実践なのです。

小生も若い時に「チェーンストア理論」をずいぶんと勉強しました。

チェーンストアとは、作業の標準化を意味していて、誰でもできる仕組みを作ること。

効率が最優先。 人時生産性という言葉に言い表されているでしょうね。

そこには作業の工夫とかの余地はないのです。(逆に考えさせないようにしている)

決められたことを決められた通りに実行すれば良いという考えです。

理論、システムは「アタマの良い管理職が考え作る」ので現場は決められたことを何も考えず実行しなさいということです。大雑把に言えば。


日本人の大得意は国際語にもなった  

    カイゼン KAIZEN

でしょう。あのトヨタとか代表例ですね。


いつでもどこでも同じ味でありサービス。値段も同じ。
これがチェーンストアの考え。たしかに便利でしょう。



でもこれからは変わるよ。

小生はそう観ています。

日本の食を見直す動きが全国各地で起きています。

四季おりおり旬のものを食す。しかもその地域でとれるものを中心に。
これが基本でしょう。

いったん便利な生活をしたら面倒な生活にはなかなか戻れませんが、

健康のため  食を楽しむため

家庭内料理復権活動とでも申しましょうか、リタイヤした男どもも料理をする人が増えている。

日本の食を大事にしたい。


大きく云えば、そういうものにかかわって行きたいと思っています。

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コメント一覧

市川 稔
「食い物」と「料理」
hiroさん



なるほど、そういう区分けが出来ますね。



同じ人が時と場合、あるいは相手によって使い分けているのでしょうね。



基本は家庭内の「料理」だと思いますが、昨今は「男女共同参画???」やらでそうもいかなくなりつつあります。



どうなるのでしょ???



hiro
連休に出かけて人ゴミ?を見に行ったhiroです。(T_T)。「料理」は予約しないと食べられませんね。「食い物」はいつでもどこでも手に入りますが・・・。そう言う風に分けて考えています。あれだけ沢山の種類のメニュ-をいつでも提供できると言う事は、見込み準備が出来てるか、もう、半分作ってあるかのどちらかですから・・・(^_^)私は「料理」が食べたくなる時が有ります。大体において、料金は高いけれど、それは当たり前ですね。
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