市川稔の米(マイ)情報

シンポジウム

3月17日土曜日「品川プリンスホテル」にて合同のシンポジウムが開催されました。

日本青年会議所米穀部会全国稲作経営者会議が合同で行ったものです。

120名もの参加者があり盛大に開催されました。

農水省の担当課長から現況の解説をしていただき、その後流通関係者と米生産者によるパネルディスカッションを行いました。

不肖、小生もパネラーの一人として参加してきました。

いろいろな意見がありますが、小生の受けた印象ではまだまだ甘いなということです。

米価が1万円になったらあなたはどうしますかという議論がありました。

そもそも「米価」という単語そのものが現在では存在しないものです。

なにをもって「米価」なのか?

JAに販売委託した場合の概算金のことを指すのだろうか?

それならすでにほぼ1万円は現実のことになっています。
北海道や青森などは限りなくそれに近づいていますね。

また「売れる米とは」ということも大きな話題です。

そんなに簡単なものではありません。

もちろん、シンポとはそれら問題点をあぶりだすものですからある一定の成果はあったと思っています。

それにしても・・・

今度の米制度改革(生産側のことですが)では担い手に集中して支援を行うものです。
小生はビックリ仰天玉手箱。

平成19年産米からの価格下落を想定してそれを補填する仕組みのことです。

要件を満たしていれば(もちろん自主的に生産調整も行う)相場下落分のほとんどを補填するという。

これだから自立できないのだと思うのです。

問題をどんどん先送りしてしまうからです。
そして、他人依存の体質というか、官頼りの姿勢になってしまうからです。

専業米農家であれば、自ら生産する米(商品)は自ら販売することは必要条件であります。

買い手とよくよく話し合い、欲しい商品を作るのです。

ブログではこれ以上書けませんが、売れる米とは買い手が欲しい米のことを指します。

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