秋田おばこ農協が米の直販部門で約56億円の累積損失とか。
農協が全農秋田に出さずに、直接販売することを平成16年から始めたという。
12年くらいの間になにが起きていたのか?
その中には、宮城の米会社へ販売したコメ代金の未収金が約12億円あるという。
農家への支払い
販売したお米代金の入金
単純に見えますが、そこに落とし穴があります。
農家に良い顔して高値で買い取り。
売る際は相場があるのでもくろんでいた価格が通る保証は無い。
コメは一年一作。
在庫になれば評価損発生します。
相場が上がる年もあれば下がる年もある。
組合員に対する精算はどの段階で行うかということも大きい。
販売価格は一律ではありません。
でたらめ会計
問題先送り
当然ながら、担当役員、担当職員は知っていたはずです。
これは、
農協という組織の問題ではなく、問題を、事件を起こした組織がたまたま農協であったということだと思います。
監査も毎年やっていただろうに。
お米を販売するというのは簡単なことではないということ。
どこと取引するか
流通はどうなっているか
資金面は大丈夫なのか
消費はどうなっているか
需要家はどこなのか
時代に合った流通なのか
農協直売が悪いわけではありませんが、そんなに簡単に出来るものではないということ。
大きな問題提起として捉えたい。
JA秋田おばこ、累積赤字56億円 不適切会計、刑事告発も検討
河北新報
JA秋田おばこ
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