市川稔の米(マイ)情報

無洗米考察 Ⅲ

会社の目的はなんだろう?

売上は目的なのか手段なのか?
利益は目的なのか手段なのか?

売上目標○○○!
目標店舗数○○○!

これらはみな目的ではなく手段だろうと思うのです。

利益が無ければ会社は存続しません。
だから利益が目標かというとそれだけではありませんね。



同様に無洗米とはなんのためあるのだろう?

国産のコメをよりたくさん消費してもらいたい。
自給できるコメ消費拡大のお役に立ちたい。

役所が予算付けて「コメ消費拡大運動」をしてもそんなに簡単に増えるものではありません。

民間の知恵と努力が一番大切でしょう。

そういう意味ではコメの購買選択肢を広げた「無洗米」なるものは大いに貢献したと思います。

小生の持論である需要は創るものということを実現したわけですからたいしたものです。

これは機械メーカーの知恵と努力が大きいですね。

先輩メーカーに敬意を表します。

そこで、

無洗米がどういう位置づけか?
完成されたものなのか?

小生はまだまだと理解しています。

コメをもっと食べてもらう、使ってもらう、購入する動機を増やす。

それには民間の知恵と競争によって実現できてゆくものだと思うのです。

いろいろな考え方があってよい。

いろいろな技術があってよい。

無洗米は目的でなく手段のひとつです。

その手段のために過大設備投資をしたら自らの企業の首を絞めるようなものです。

目的と手段を冷静に判断したいものです。



ひとつ事例を紹介。

あるネット通販の会社です。

お客様が注文してから精米や調整して出荷します。

同じコメですが、弊社方式の無洗米、そして通常白米、7分搗き、5分搗き、3分搗き、玄米と選べるようになっています。
なんと6通りなのです。


①無洗米
②白米
③分搗きと玄米


この分類で分けると三分の一位になるかな。
選択の幅が広がったのです。

どんどん伸びています。

ビックリです。









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コメント一覧

市川 稔
無洗米に変わる名前ね
あざらしさん



なるほど、無洗米という言葉に引っ張られてしまいますね。



よいネーミング考えてみます。



それにしても、無洗米は浸漬なしで炊けると誤解しているのは困ったものです。



宣伝の仕方もよく考えてもらいたいものです。







北のあざらし
無洗米という名前
今日、取引先のすし屋さんと話していて、いずれ寿し屋も無洗米になるんだろうか? と聞かれました。

いろんな方式が開発されているので、すでに合うタイプがある、と答えました。

だけど、わたしが思うその方式だと「無洗米」という名前だと違和感があるんですよ。ここでもよく書かれていますが、いい名前ないかなあ・・・と。

 

あともうひとつ、「無洗米」は浸漬しないですぐ炊ける、と思っている人が半分以上です。

 北海道ではホクレンが 「ポン・パカ・ピーでうまい!(すぐ炊ける)無洗米」 というCMを一昨年テレビでやっていました。 

 昨年まで無洗米に変えた場合のクレームのトップがうるかしてないことによるものでした。おそるべし、ホクレンのCM。







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