市川稔の米(マイ)情報

コメ余りの現状から

2009年産米はその前年からの持ち越しもありかなり売れ残した。

一例を挙げると、新潟の魚沼地区のコメが余った。

安売りすればブランドを壊してしまう。

おおよそ、48,000トンほどJA関係が集めたようだが、6,000トンほど加工用に回したと消息筋の話し。

どこに行ったのかそのコメは?

なんと、レンジ米飯の原料になったと。

レンジ米飯は年産表示ありませんからね。

それでもまだ3,000トン近く売れ残しているとか。

需要以上に生産が多いという実情。

問題は価格だ。

一般新潟米も大量に売れ残し。

こちらも安値で原料に。

2010年産米は使える余地ないのでこれも余る原因になる。

相場は大幅下落。

生産農家には多額の補償がある。

下がれば下がるほど計算上赤字になるので、さらに補償される仕組み。

赤字分を補填するという発想が一番の間違い。

結果的に赤字を推進ことになるからだ。

米消費拡大を必死に行っている販売業者は苦しむ。

年間販売戦略はこの時期すごく重要。

じっくり作戦を練り方針を固めることだ。

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