冷静に眺めればどうなるか?
日本はバブル崩壊以降デフレに悩まされてきました。
ご存知のようにデフレとはモノの価格が下がることも含まれます。
日本経済全体としては極低成長であるが伸びてきた。
この間に企業の格差が開きました。
簡単に言えば国内マーケットだけを対象にしたビジネスは縮小したところが多い。
もうひとつの現象はベルリンの壁崩壊以降西側諸国の仕事が旧共産国に流れたことでしょう。
中でも中国の役割は大きかった。
日本でも100円ショップが全国に出来ましたがほとんど中国などで加工された製品が多い。
物価は下がり続けたわけです。
その間に民間給与も下がったところが多い。
その間給与、所得が上がれば豊かになった感じがしたでしょう。
モノの価格が下がったのですから。
値上げは実に久しぶりのことなのです。
食の分野でも、マックのハンバーガー最安値は65円という時もありましたし、吉牛も280円で提供していた。
今でも、マックは100円で売るし、吉牛も380円。
これは世界的にみたらメチャ安い。
建設コストなども軒並み下がった。
日本の物価というものはいつの間にか極めて安くなったのです。
今、イギリスに行くと良い。
ポンド高ということもあり地下鉄初乗りが日本円にすれば約1000円。
ホテルも普通のランクでも5万円とかになります。
小生もドイツやイタリアを旅しましたがシャワーもまともに出ないようなホテルでも15000円くらいしたところもある。
日本のビジネスホテルは東横インやサンルートなど物価の優等生。
ずっと値下げに慣れてきた日本人が値上げに敏感になっている。
ここは冷静に眺める必要がある。
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