市川稔の米(マイ)情報

圏央道を走る

10月31日に部分開通し、東名、中央、関越、東北自動車道が繋がった圏央道。

関東地方整備局

圏央厚木インターから開通したばかりの幸手インターまで行きました。

距離にしておよそ100km。

劇的に時間短縮出来るようになりました。



新しく出来た菖蒲PAです。

ここは、おもしろい造りで、上下線が同じ施設を利用するようになっています。

人は行き来出来ますが、もちろん自動車は上下線のパーキングは別です。







新しい高速道路は、舗装の作りが違いますね。

雨が浸透するようになっています。

タイヤの走行音が小さい。

運転していてすごく楽です。




今回の目的は米生産者にお会いすること。


利根川沿いは穀倉地帯であります。


幸手で米作り専門の農家です。

およそ、60ha栽培しています。

飼料米はほんの僅か。

60haとはどのくらいの広さか?

よく、東京ドーム何個分という表現をするのでまねてみると、

12,7個分という広大な面積です。


感心するのは、基本的に補助金に頼らない経営をしてきたということ。

借入金もほとんどない。


数年前にトラクター3台盗まれた時はまいったと笑っていました。

外国人の仕業で、半年後に捕まったが、現物帰ってくるわけじゃないし。

バラバラに分解して、部品として送ってしまうのだとか。

それ以来、シャッターが下りるところ、外から見えないところにしまっているそうです。

警備会社とも契約してると。

農家もそんなことに気を付ける時代になったと言っておられました。



近年の高温化で、暑すぎる夏はお米が真っ白になってしまうことがあります。(特に、埼玉や群馬など)


ここの、主人曰く、窒素成分の与え過ぎだと。

俺のところは、コシヒカリが7割だが、窒素成分を極力抑えるのでそうはならない。

大半が1等米。


埼玉といっても広い。


昔は未検米が多かった。

いわゆる[埼玉雑」というお米。

雑というのは、品種があまりに多くて特定出来ない、しかも未検査米だったし。

最近はそういう米も少なくなってきた。

でも、今でも「買い子」という、農家の庭先で現金で玄米を買い付ける、集荷する業者がいます。

キャッシュの誘惑で安くても売ってしまうというか。

そういう玄米は、ドラッグストアやディスカウントストアで白米で売られることが多い。

選別機も進化しているので、白米の見た目はなんとかごまかしているが、食べたらすぐ分かる。



今回、訪問させていただいた農家はそういう売り方していません。


作り方もしっかりしています。


販売会社もどこの誰と付き合うか、生産者もどこのどんな会社と付き合うか。


相場で一番高いところに売るというやり方はいけません。

相場下落した時に買い叩かれます。


長い取り引きが出来るようにする、そういう取り組みにして行くことが大事だと思っています。






余談ながら、



近くに高速道路が出来ると。

インターチェンジは広大な土地を必要とするし、

土地収用の場合、農地としての売買より高く買い取ります。

ここの場合、農地相場の10倍くらいとか。

ある、集落では大半の家で1軒あたり数千万円から億のお金が入った。

「まぁ、宝くじに当たったみたいなもの」

農協の口座に数十億入るのだが、おもしろいもので数年で無くなるというか。

使ってしまうのだろうねぇ。

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