市川稔の米(マイ)情報

退店・出店

近場の話しで恐縮ですが。

小生の会社(工場・事務所)ときゅうさん本店があるのは町田市の南のはずれ。

町田市は南北に長い。

南のはずれに本店があり、街の中心街(原町田地区)におむすびきゅうさん駅前店があり、その北にきゅうさん境川店があります。

本店を起点にすると「おむすびきゅうさん駅前店」がある原町田中心街(JR町田駅・小田急町田駅)まで約4km、そこから「きゅうさん境川店」まで約4km。

本店から境川店までおよそ8km。

その間をクルマでよく通ります。


改めて気づくことがあります。


テナント物件がたくさんあります。

あれ、また閉まっている、あれ、また閉店のお知らせだ、あれ、もうお店が変わっている。



飲食店が一番入れ替わり激しいかな。

とにかくすごい動きだ。


早いところでは半年で店じまい。

おむすびきゅうさん駅前店(2011年9月出店)の地下には震災後に入った韓国家庭料理の店がありましたが一年経たず閉店。

つい先日、中華料理の店が開店しました。


駅から境川店に向かう途中にタンメンの美味しい店がありました。

たまに食べていました。

タンメン専門店にすれば良いのになぁと思っていました。

ほとんどのお客がタンメンを注文しているのにメニューがやたら多かった。

そこも閉店しました。

さっそく次の店が開店しました。

昨日、カミさんと店の帰りに「一回行ってみようか」と食べてきました。

う~ん、半年後にあるか微妙な感じを持ちました。


全国どこでもそうですが(もちろん温度差あります)自由競争の分野は熾烈な競争をしています。

町田は閉店してもすぐに次のテナントが入るのでシャッター通りというのはありません。

マーケットはまだまだ魅力的なのでしょう。

小さな店を開くにも初期投資掛かります。

居抜き店舗で初期投資を抑えた出店も多い。


それでも半年や一年で撤退するのは赤字で資金のメドが立たなくて閉店に追い込まれることに。

少しばかりの蓄えはあっという間に消えてしまいます。

立地のよい物件や家賃も坪単価高いこともありますが、保証金など預ける金額が大きいので個人店は出たくても出れないという側面があるでしょう。

どうしても家賃が安い、敷金や保証金の金額が低いところになってしまいます。


ここに落とし穴があるとみています。


家賃15万円と30万円。

倍の開きですが月にすれば15万円の差です。

お客様の数として何人あれば家賃分稼げるか?

売上というのはどの世界でも


客数×客単価


です。

粗利益率は何パーセントか?

それで簡単に計算できますね。


家賃というのは需給の関係で決まります。

需要がなければ家賃は下がる。

下がるにはそれなりの理由があるわけです。

安いのはそれなりに理由があります。


大型SC、総合スーパー、デパートなどはお客様はたくさんいます。

その中で支持を得られるか、重いテナント料と長い営業時間なので人件費負担に耐えられるか。

現金商売ではなく売掛商売ということを理解しているか。

これも厳しい商売です。


繁盛店を創るというのは血と汗と努力の結晶なのです。


ブームで繁盛しているのはブームが去れば終わり。
(最近では鯛焼屋など典型)

商売は簡単ではありません。


基本理念をしっかり持ち、やり方は革新の連続です。


たった8kmの世界でもそんなことを強く思ったのであります。

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