市川稔の米(マイ)情報

経営は変化対応業

テレビで消えたお米とかやっていた




そうはならないと思う









生産量なのに集荷量

消えた21万トン?







昨日も書きましたが、お米が消えたわけではありません

儲けようと思って在庫積んで高値で売り抜ける?

そんな会社まず無いと思う

相場的にも資金の面でも

8月に1俵23,000円とかの段階で皆さん高くてビックリ!
9月25000円とかにも一般相場
しかし、5年産在庫無いから買わないと商売出来ない
仕方なく仕入れていた
それがほとんど業界人の考えだと思う

10月11月に出揃えば価格落ち着くとみていた業界人多い

その段階で更に上がると「読んで」売り先つけずに倉庫に積んでいたらたいした相場師だ

実際は出回っても相場下がるどころか上がり続けた


小生もそうだが、8月の段階で来年の端境期の方がもっと逼迫すると見ていた


なので、自社が必要とする(転売とかなし)分は秋にほぼ揃えた

産地側でも秋の段階でほぼ売り先決まっている

弊社は生産者、あるいはそのグループで在庫持ってもらっているところもある


毎年ですが、
農政局から弊社にも1月末の在庫調査報告の依頼ありました
昨年1月末在庫との比較も
全国的に調査して消えたコメの行方探すようだ

そんなものありません!


全国の零細含めたコメ生産者が手持ち在庫少しづつ増やした

コイン精米所稼働昨年の2倍までいかないがかなり増えているのでわかる


余談ながら、


お米問題というのは「どこが在庫持つか」ということがすごく大きい

農協はその点、売り先無くても引き取ってもらえる、概算金として一定の金額は秋に精算してくれる
最終的に売れた金額から手数料引いて翌年の末くらいに残金払ってもらえる

農協は倉庫業と金融行っている

売り先無い場合、消費地出向いて営業なんかしたくない、面倒なことしたくない
そういう人は農協に「出荷」すれば良い
農協へはあくまで「全面委託販売」です(例外除いて)


令和6年産は679万トン収穫されたとされています
生産者自家用+販売用、米会社向け販売、農協出荷、その他とありますが、
農協が集めて全農に出すのは190万トン程度とされています

全生産量からみた割合は?

3割に満たない・・・

これが主な流通ルートと報道されていて???と思いました

そう、すでに主なルートではないのです


生産規模拡大すれば経営計画立てなければなりません

売り上げとは単価×数量です

売る単価が翌年末にならなければ分からないというのは売上確定しないということ

これではいくら利益出たのか損したのか分かりません


なので、普通の経営感覚であれば販売単価安定したところに売りたいというのは当然であります


販売会社も同じ

安く買って高く売って、その利ザヤを最大限にする

そういう考えかたは自分中心、自社中心であります

まわりがついてきません

本人はそれがわからない


不足の時にこういうことが分かります




業界新聞に連載している1月のコラム「維新伝心」

「経営とは変化対応業」








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