市川稔の米(マイ)情報

国内市場とグローバル市場の棲み分け

トヨタは国内市場でカムリというセダンを販売しています。

昨年モデルチェンジしてHV一本に絞り地味に販売している。

JC08モードで23,4km/ℓと抜群の燃費を誇る。

価格は300万から上級グレードで380万くらい。

素晴らしいクルマです。


カムリというクルマはアメリカで一番売れているクルマだ。

新型は日本からアメリカへの輸出は計画していないそうだ。

アメリカ国内で生産販売する。

世界100ヶ国くらいで年間70万台くらい売る計画だそうで、アメリカだけで半分を超える。

日本では宣伝もあまりしないで地味に販売していますが、アメリカで最量販車種ということもありあらゆるメディアを使い大々的に宣伝活動している。


一番の違いは価格。

アメリカでの販売価格はHVのLE2万5900ドル、XLE2万7400ドル。

超円高から円高に戻しているレート1ドル84円で計算しても、217万から230万程度。


半値までいかないがそれに近い。

装備品などの違いもあろうが、そういうプライス戦略をとっている。

北米での最大のライバルは現代自動車のソナタ。

日本ではまったく売れないが北米ではカムリのライバルだ。



日本のマーケットは特殊。


日本ではドイツのクルマは高級車というイメージあります。

BMWなどアメリカ市場では上記のカムリと同じように安く販売しています。

逆に言うと日本で高く販売している。

円高ユーロ安になっていても日本でのプライスは下げなかった。

価格が価値を持っている特殊な要因があるからでしょう。

利幅が大幅に増えてホクホクだろう。


市場によって売り方変える。

市場に合わせて生産も現地化する。

逆輸入もあり。


プライス戦略というのも重要。


プライシングという発想も。

市場の棲み分けについても勉強したい。


トヨタカムリ国内向け

ウォールストリート日本版の記事

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