市川稔の米(マイ)情報

玄米の力

玄米というと、何か特別な食べ物みたいに思われますが、精米していない米であり、炊いたら「ご飯」に変わりありません。

今回の特別テーマは「プレーンヨーグルト」を玄米3合に対して大さじ2杯程度加え、よく混ぜて炊く。
あるある大辞典Ⅱ ホームページはこちら

そうすることで食べやすくなるし、栄養効果も上がるというような内容でした。

少々こじつけのような感じもしましたが・・・。

人気番組で取り上げてくれたことに感謝(米関係者として)

それにしても


玄米の力はすごいものがある


玄米は食べにくいという概念もかなり薄くなってきている。

弊社で展開している「米家きゅうさん」も販売するコメはすべて「玄米のまま」であって、お客様の好みで販売しています。

玄米のままのお客様もかなりいますし、分搗き(3分とか5分や7分)の人も多いですね。もちろん一番多いのは通常精米の白米ですが。

玄米を炊くということに関して「壁」があるように思います。

圧力釜で炊けば短時間で炊けるし浸漬時間も必要ない。
しかし、通常の生活では炊飯器=炊飯ジャーの役割をしていますね。

炊き上がった後が問題です。

今回の、あるあるⅡの放送では、玄米を炊くことに対して、

電気炊飯ジャー(IHも含む)を使い「玄米モード」で炊くことを前提としていたようです。

玄米モードで炊く場合の水の量は、米1に対し水2です(重量比)
普通の白米は米1に対し1,4前後(同上)

問題は浸漬時間です。

浸漬時間をしっかりとることが美味しいご飯を炊く最低条件の一つですね。

米の水分は玄米でも白米でも15%から13,5%の間位でしょう(日本の場合)

炊く前(熱を掛ける前)に米粒の芯まで吸水させてやることが需要なのです。

簡単に言うと、水分15%弱の乾燥米を水に漬けて30%弱にし、熱を加えて60%前後にすることです。ご飯にするということは。

そこで問題です。

玄米は表面がロウのようなもので硬く覆われています。
通常の白米では60分ほど浸漬すれば、ほぼ飽和水分量である28%位まで上昇しますが、玄米の場合はそうはいきません。

それで、一晩浸漬させるということになります。

これが普及を阻害しているひとつの要因と推測しています。

そうそう、玄米も白米同様、美味しい米、美味しくない米ははっきりしますよ。

また、精米しないでそのまま食べるので、栽培履歴もしっかりしていて、農薬使用も少ない方が安心でしょう。

宣伝をひとつ。

弊社(いちかわライスビジネス・直売店 米家きゅうさん)では

「白米モードで炊ける玄米」を近日発売します。

これは、玄米の表面だけを軽く軽く削いで吸水しやすくした「玄米」です。
吸水時間が通常の白米とほぼ同じでOK.
炊飯の水加減を増やす(玄米1に対し水1,6)ことで白米モードで炊くことができ、べチャっとしていません。
(弊社で販売している一合土鍋でも美味しく炊けます)



通常の精米機では表面だけ軽く削るということは構造上難しいので、そういう製品はありませんでした。


それを可能にした機械を開発し販売を開始します。

製品も発売する計画です。


玄米パワーで日本の食をさらに豊かに!

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