米もJAS法が適用されてからは更にそうなった。
小売の現場を農政事務所の職員が調査に訪れ、表示が適正かどうか、あるいは実際に米を購入してDNA検査に出したりします。
販売業者はDNA鑑定でクロが出たりすると公表されたりするので、とても神経を使っています。
業者にとっては厳しいが、消費者にとっては良いことでしょう。
最近発表の調査 精米及び加工米飯の特別調査の実施結果について
全国のJAが装備しているカントリーエレベーターというものがあります。
自分の家で乾燥調整施設を持たない生産者は、カントリーエレベーターへコンバインで収穫したばかりの生籾を持ち込みます。
ここでは米が混ざらないという確証はありません。
逆にいえば必ず混ざるでしょう。パーセントは別にしても。
(混ざる意味は違いますが、カントリーの米はいろいろな生産者の米が混ざる。平均的な米に仕上がる。可もなく不可もなく。)
さかのぼっていけば、種籾段階まで行くことになります。
一方、精米工場はどうでしょう?
ごく一部の最新工場を除けば米はラインの各部分に少しづつ残ります。
一粒たりとも混ざってはいけない!
そんなふうに真剣に取り組んでいるところも多いでしょう。
それなのに・・・・・
違う品種の米なのに袋詰された米の表示は従来品種のままでよい。
それでは、従来品種(コシヒカリ)の場合はDNA鑑定でクロとなってしまいます。
新潟コシヒカリはコシヒカリBLでないとDNA鑑定ではクロになるのです。
さらに云えば、コシヒカリBL新潟は1号から6号まであり(7号8号は新品種登録否定されました)それを混種といって「ブレンド」しています。
その配合割合も正確なのかどうか、小生は疑問に思っています。
普通に考えれば、県内一斉に新品種に更新など出来ません。
まず、JAからの種籾はBLしか生産者に販売しませんでした。
従来コシを作る生産者は独自に調達することになったのです。
以前、このブログでも指摘しましたが、生産段階でBLコシに従来コシが混ざった場合の処置についてというものがありました。
目視では判定不可能なので判別できないというものでした。
なにを言いたいかというと、
従来コシヒカリ
コシヒカリBL
それぞれ別に取り扱う。
作る生産者も選ぶことが出来る。
買う業者・消費者・ユーザーも選ぶことが出来る。
なぜそうしなかったのか?
その理由を知りたい。
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