10月末に持ち越すコメ在庫は40万トンくらいかと報道にありましたが、全中は60万~80万トン過剰で緊急の買い取り要望をしているそうだ。
このまま行けば主食用のコメが暴落する。
変動部分の補償財源は底をつき破綻する。
そういうシナリオだろう。
小生のブログでも、
6月11日 戸別所得補償申請数
5月末時点での加入数から予測している。
6月末締め切りでは参加が130万戸になった。
しかし、
実際に作付けが減ったのは1万haくらいのようだ。
視点を変えると、
国内主食用コメ生産は800万トン強。
そのうち販売用は600万トンくらいか。
生産者価格を計算しやすく、200円/玄米kgとすれば1兆2千億円。
230円なら1兆3,800億円。
このマーケットに5千億円以上の現金をすべての販売農家に補償するのが現在の政策。
変動部分の補償として、過去3年の平均価格(この算出も?だが)より10%以上下落すれば、その9割は補償されるというもの。
制度に参加していれば、価格暴落しても生産農家は困らないというのが大臣の説明だ。
5月4日に 官製市場のこと書いた。
どちらにしても無理があると思う。
理由は?
農家=弱い=支援
こういう構図を作り出していることだ。
なにも変えない、
なにも変わらない、
なにも努力しない、
だけど、経営が大変だらか補償せというのは通用しないのが常識。
プロ農業家に土地を集約させ,コストダウンを追求し、経営体として利益が出るようにする。
こんなあたり前のことが出来ないのでは角を矯めて牛を殺すことになる。
小生がお付き合いさせていただいている先は皆さん分かっている。
どこを見て経営するのか?
誰と付き合うのか?
それで変わってくる。
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