市川稔の米(マイ)情報

2000年9月の原稿から


自分で苦笑してしまった。

小生は業界新聞や業界誌にかれこれ13年くらい原稿書いています。

弊社のHPにその一部を掲載しています。

最初の頃、どんなこと書いていたのかなあとたまたまクリック。


あれれ、

今と言っていること変わってないじゃん。

進歩していないのですねぇ~(笑)

変わらないことと

変わること

いつも云っていますが、自分でも笑ってしまう。

12年近く前のコラム。






2000年9月  市川 稔のコラム



画一化からの決別

明治以降日本は欧米の国々を目標に追いつけ、追い越せを合言葉にしてきた。

民主主義が定着する前なので、選挙はなく、総理大臣、国務大臣、県知事も任命であった。

役人が先に出来ているので、制度などは後からついて行くことになった。

三権分立で 司法、行政、立法とあるが日本は今でも立法は行政が行っている。

政治家は立法の採決件はあるが、中身については役人が作る。

大臣は一年で何人も変わるのだから、ま ともな仕事が出来るハズがない。

日本は今でも大東亜戦争に突入するころできた制度に乗っかっている部分が多い。

隣組や体操、納税業務を会社が代行するとか、食糧の配給制度などなど。

ちなみに相続税は日露戦争の戦費調達のために生まれた新税だ。

一番は教育制度だろう。国民学校の延長でその地域の子供は全員同じ小学校に入り、 中学校も同様。同じ教科書で同じ進行具合で、皆と同じようにできることが最大の 「善」であると教えられる。

鉄棒の逆上がりは同じように全員出来るように指導するのが先生の役割と思ってい る。

鉄棒は嫌いな子、苦手な子が居るのにだ。(ちなみに筆者は鉄棒苦手で逆上がり出来なかった)

日本の教育はオール5が最高で、2と5があれば2を3ないし4にするよう教育指導 する。

5を褒め称え好きなこと出来ることを伸ばそうとはしない。

なぜなら、平均的にどれも出来ないと偏差値の高い学校に入学できないからだ。

これだけの情報社会になっても信じられない光景を目のあたりにする。

今時の中学生にジャージにヘルメット姿で自転車通学させているところがある。

しかも頭は丸刈 り。(筆者の出身中学の昭和40年頃と同じ。それが嫌で私は横浜の私立高校に入学 した)

こんなことをさせていたら「まともな神経」であれば一刻も早く出て行きたくなると思う。

一番感受性の高い時期に芽をつぶしてしまうのだ。

右向け右で号令一発で統制できるのは指導層は楽だが気持ち悪い。

北朝鮮の体操見て いるようだ。

さて、ビジネスの世界も画一化から個性化に方針転換する必要ある。

米の世界では日本中でうまい米つくりに夢中だ。日本中何処へ行ってもうまい米だと 自慢する。

少しでも高く売りたいと皆思っている。

個人でも会社でも売る側作る側にから見れば値良くたくさん売りたいと思い。

買う側になれば良い物を安く買いたいと思っている。

米でも良質米競争に明け暮れていないで、米穀会社がほしがる安い米を作るほうが売ることが易しい。

安く売って採算が取れる方策を考え実行するということ。

食味戦争で負けた地域は真剣に考えるときだ。

ビジネスは他と違うことをすることが差別化なんです。










なんだ、今も言ってることじゃないか。

進歩してないってことだねぇ~。


別の視点からみると、

同じような問題をそのまま引きずっているってことにもなる。


2012年産の生産が始まっている。


この時期に2013年産以降の計画を立てるということができるかどうか。


1年半先のマーケティングがカギを握る。

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