市川稔の米(マイ)情報

コメ不足が招くもの

モノ余りの時、

モノ不足の時、

ある変化が生まれます。


東北最大の街で政令指定都市といえばどこか分かると思いますが、

そこで大きく精米販売しているる会社の社長から連絡ありました。

現状どんなことになっているか聞きたいということです。

小生もいろいろ情報を得ることができます。


国内の米卸は再編されて商社系列でないと生き残りは厳しい状態になっています。

市中取引(スポット取引ともいう)の玄米が異常に高騰しています。

(無いものねだりなので相場は上がるが実際の取引量は極端に少ない)

業界では超大手は持っているのではと思っている人が多い。


そんなに潤沢に持っているところはないと小生はみる。


ある大手中食会社から連絡があったそうな。

使用するコメの調達に赤信号が。

聞いたところ、2年前に全国各地から調達していたものを2社に集約したと。

仕入先が供給に赤信号を出してきた。

それで、地元から調達できないかという打診だと言うのです。

大手でも厳しいのでしょうか?

そのように聞かれた。


小生は瞬間的にこう言いました。


「たぶん、それは仕入先から選別されているのだと思いますよ」


やはり・・・

聞けば、価格はもちろん安い、納品は休みなく365日、支払いサイトも異様に長い。


仕入を集約したことが裏目に出ていることになります。

指定したコメの納入は無理ということになってきている。

ブレンドもおまかせみたいな。


モノ余り



モノ不足

では

まったく逆の現象になるのです。




取引先の選別が進む事態になってきました。

優先順位の問題になってきます。



仕入先を大切にする会社とそうでない会社。


こういう時に差が出ます。


選別されないようにしなければいけません。


会社というものは良い時もあれば苦しい時もある。


お客様

仕入先

従業員

金融機関

取引先

みなさんのおかげで成り立っています。


仕入先や取引先に高圧的な態度の会社はダメですね。


与信が厳しい会社もモノ不足になると選別されます。




どういう事態になっても勉強することはたくさんあります。

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