悲しいかな、主食としてのお米の消費が減っているのだ。
どのくらい減っているのか?
生産数量目標の推移から見てみると、直近10年だけで92万トン減りました。
来年、平成26年産米の生産数量目標は765万トンと前年より26万トン減らすそうだ。
減反廃止でなく減反強化です。
毎年、8万トンから9万トンくらい減った。
これから10年、20年はどうなるのだろうか?
日本の人口は減少局面に入りました。
厚労省 日本の人口の推移
従って、過去10年より、これから10年の方が更に減るでしょう。
毎年10万トン減れば、10年後100万トン今より減る勘定になる。
65歳以上人口、さらに75歳以上人口の割合が増えるからです。
消費は減る。
主食用米生産は自由裁量に任せる。
エサ米には多額の補助金を出し、そちらに誘導するという。
エサ米は従来とやり方変えて、10aあたりの生産量を地域の平均収量より増やさないと満額出ないようにする。
多収穫米に品種を変え、肥料もたくさん投入することになるか?
満額だと10a105,000円かな。
エサ米10ha作ると政府から直接1000万円もの大金が振り込まれる。
エサ米販売の収入は150万くらいでしょうか。
美味しい米(主食米)を一生懸命作る、収量さえ上げればよいエサ米作りを同じ人間がやる。
そういう気力は保たれるのでしょうか?
わたしには理解に苦しむ。
エサ米ばかりに注目集まる。
日本には伝統的な米加工がある。
日本酒
日本酒の消費量の落ち込みは主食米以上に深刻。
酒は大吟醸なら米を5割削る。
吟醸でも4割削る、普通酒でも3割削るのだから高くつく。
これを安くしてあげれば?
せんべい、味噌なども加工米を使う。
補助金で人間は育たない。
補助金イコール役所にとっては予算であり売上。
中山間地には別のカタチで直接払いの補助金を確保する。
こりゃダメだな。
民主党政権は酷過ぎたが、この問題に関しては自公政権も酷すぎる。
補助金という国の金(他人の金)をばらまくのだ。
主食用米の生産は増えるか?
小生は増えないと思う。
売り先決まっていないコメを農協、全農は買えなくなる。
生産の方ばかりに目が向いている。
出口、
販売なくして生産なし。
消費なくして生産なし。
我田引水ですが、
昨日も「おむすびきゅうさん町田駅前店」で打ち合わせをしていました。
お客様は女性が圧倒的に多い。
みなさん、おむすびをパクパク食べている。
普通はおむすび2個とおかず(唐揚げ、きんぴらごぼうなど)に味噌汁。
普通おむすび1つご飯だけで100g。
200gのご飯ということは白米で約100g。
おむすびならコメ(ご飯)食べられる。
これがどんな数字かというと、
1人1日200gの白米とはどんな数字か。
分かりやすく、1億人として、
1億×100g×365日=365万トン
コメパニックになる(笑)
おむすび1個余分に食べてくれたら182万5千トン消費が増える。
玄米換算200万トンにもなる。
こっちに全精力をかけるべきでは・・・。
おむすび1個余分に食べて!
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