消費構造、人口構造の変化などを体系的に数字や現象を踏まえて解説していただいたのでよく理解できました。
小生もこのブログやコラムで何度も書いています。
戦後日本の消費構造、あるいは現象。
多くの人口が固まっている「団塊の世代」中心に動いていることはまぎれもない事実です。
小生はその流れとともに人生を歩んできましたので実感しています。
昨日は、その団塊ジュニア世代の人が解説してくれました。データを基に。
自分自身もグループサウンズに憧れ、VANジャケット、クルマに乗れることの喜び、小中学生の時には、晴海で行われる「モーターショー」を電車に乗って見に行ったものだ。(今や、モーターショーも開催のたびに来客数が減少している)
大学は学生運動真っ盛り。
小生は団塊直後なので、白けて見ていた。
先輩達はな~んてバカなことをしているのだろうと・・・・・。
日本の外食元年は1970年(昭和45年)だろうと言われています。
マック、ケンタ、すかいらーくの1号店が開店した年です。
(小生はコメビジネスで、1979年デニーズ1号店、1980年すかいらーく20号店から取引がありました)
1970年台、80年台。
団塊の世代が結婚し家庭を持ちます。アパート需要、家の新築。家電製品も買います。
ものすごい需要が発生するわけです。
子供が中学高校になると、いわゆる食べ盛りですね。
とにかく量が必要になるわけです。
米も月に30kg、40kgも食べてしまう~
スーパー、GMSはその時代に適合したわけです。
外食産業もそうでした。
ファミレスには行列ができていました。
日本人には家族で外食に行くという習慣はありませんでした。
それを郊外に駐車場付きのレストランが出来たのです。
ハンバーグが一番人気でした。鉄板に卵が添えて出てくると、子供達も喜んだものです。
そのファミレスも、語源から想像できないほど客層が変わりました。
当然、変化対応しないと苦戦が続きます。
時代は変わりました!
団塊ジュニアも独立しているか、結婚して家にいなくなってしまったのです。
当然、消費構造が変わりますね。
大手量販店も苦悩が続いています。
スーパーも既存店の前年割れが続いています。
コンビニも若者中心(団塊ジュニアが若者ではなくなったからです)では売上減少に歯止めがかかりません。
高齢者対応の「セブンミール」はそれを先取りしたビジネスです。
(これはすごい売上になるでしょう)
2007年から2010年にかけて、その団塊世代が60歳を迎えるわけです。
食の世界で云えば、
食べる嗜好が変わるね。
肉を食べなくなります。
和食回帰とでも言いましょうか。
地方に大型SCが出来ました。
なんでも揃っている。(欲しいものがあるかどうかは別)
これから団塊世代やその上の世代は、そんな大型店を歩き回るのはしんどいのです。
これからは、
ご近所ビジネス
でしょう。
キラリと光る小型店が支持されるでしょう。
問題は提供側にありますね。
そういう店が少ないのです。
こういう状態のことを 真空マーケット と呼びます。
そこにビジネスチャンスが眠っているのです。
打つ手は無限
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