市川稔の米(マイ)情報

稲作農業の現実と近未来

茨城県は東京に近いこともあり、農業が盛んです。

野菜や果物など全国でもランク上位。

茨城県の農林水産業


お米の生産も多いです。

ただ、伝統的に農協出荷率は少ない。

JA集荷率最低は千葉で、茨城は2番目に少ないと思う。

ちなみに、

茨城は「イバラギ」ではなく「イバラキ」だそうです。

小生も間違えていました。


ある、農業経営者に会いにゆきました。

稲作専業です。

若いです。


日本の稲作農業の縮図がここにありました。


東京に近い

働き先がある

田んぼがまとまっている


いろいろな条件が揃っているわけですが、


兼業での米作りは年ごとにやめる人増えて・・・


この集落というか地域では、1軒のみになってしまいました。

だから、

田んぼがどんどん集まり。


むやみに広げているわけではありませんが、増えて、増えて。


2015年は田んぼの枚数にして380枚ほど。

面積にすると、およそ125haにもなります。


びっくりポンなのは、その面積を、田植機1台(8条)、コンバイン1台(6条)でこなしているということ。


田植え2ヶ月、刈取り2ヶ月行っている。


生産コストに占める機械の償却費はたったの7%に過ぎない。


肥料・農薬もコストなので、最小にしているので、必然的に全量特別栽培になっている。


ライスセンターを今年新築しました。

でも、せいぜい150ha分くらいしか対応出来ない。



このエリアはおよそ500ヘクタールあります。


次、どうするか検討しているところ。




小生思うに、


日本の農業人口減っている。


だから、大変だ


と騒いでいますが、小生はしごく当然のことが進行しているだけだと思っている。



農業全体で言うと、


2割の農家が7割ほど生産しています。

(主業農家の生産割合 畜産9割以上、野菜8割以上、米は4割)


一番集積が遅れたのが稲作というわけです。


なぜか?


零細、兼業にも手厚く保護したからです。


どんどん耕作をしなくなる。


それは、高齢化であるし、機械の入れ替えの時であります。


専業大規模農家に必然的に集まります。


だから、


政府や官僚は余計なことしなくてよろしい。



農業の全体問題語るのはやめましょう。



あなたの経営問題


あなたの地域の問題



そこには「伸びる」農業経営があります。






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