「SC出店は危険がいっぱい」
小生もその通りだと思っている。
小生の会社では、店舗小売りは本社がある町田市内のみに4店舗。
郊外型 米家きゅうさん本店、米家きゅうさん境川店
駅前商店街 おむすびきゅうさん駅前店
小田急百貨店内 おむベジきゅうさん小田急店
小生の考え、方針はテナントは重視していない。
あくまで、独自の立地を自前で確保するというか、独力でやりたい。
デパートに出店したのは、市内であること、駅前店から近いこと、条件がまずまずだったから。
SCから出店要請がすごく多い。
SCのテナントは同じ顔触れでは顧客に飽きられる。
(北海道から沖縄まで、どこに行っても全国チェーンのお店が多い)
「活性化」のためには新顔が必要なのだ。
仮に、フードコートで10店舗あるとします。
すると、売れている店、評判の良い店、売れない店、評判イマイチの店が必然的に分かれます。
売り上げも1位から10位までランクが付きます。
2:8:2の原則ではありませんが、下位の2割は首を洗って待っていなければなりません。
SCの出店条件は定借が多いです。
定期借家契約というものは、終了の期限を契約時にあらかじめ決めておくというものです。
その時点で、元の状態にしてお返しするというもの。
いわゆる、スケルトンの状態を指すのですが、実際には次のテナントが使えるものあると判断した場合はその限りではありません。
定借も5年ならまだしも、3年定借というところも多いです。
3年で設備を償却することはできないので、撤退する時は償却不足の金額を一括処理で損金に計上しなければいけません。
ある、事例
大手チェーンならまだしも、中小企業や零細企業は極めて厳しい場面になります。
小生の生まれ故郷、海老名に「ららぽーと海老名」が開店し賑わいをみせています。
260以上のテナントを集めました。
当然、うまくいくところと、うまくいかないところが出来ます。
新しい街は西口ですが、従来からあるのは東口。
こちらにも大きなSCがあり、たくさんのテナントがひしめいています。
駅の反対側に大きなSCが出来たわけですから、影響ないわけがありません。
テナントはSCが客を呼んでくれなければ厳しい。
最近は、目先を変えるための、中小に出店の声をかけることが増えています。
やさしい、甘い言葉には注意が必要ですよ。
SCも顧客の目線だけでなく、店側の目線で見るのも面白いですよ。
感を養う訓練にもなります。
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