市川稔の米(マイ)情報

秋田 大仙市

東京から秋田新幹線こまち号に乗り一路「角館」に向かった。

最速の新幹線なので盛岡まで2時間20分、盛岡で切り離し在来線をこまち号はゆっくり進む。
単線になるので待ち合わせもある。
なかなか風情あります。





観光はなし。

何度か訪れたことあるし。
桜の季節はたいそうな人が来るそうだ。

ある集落でかなり前から共同で作業している。
それが農事組合法人になりライスセンターを平成20年に建設し共同利用している。
かなり立派な設備だ。
建設費の半分は補助金とのこと。

集落の大半をこの組合法人が耕作しています。

典型的な米単作地帯。

転作作物も団地化して行っているがたいした金額にはならない。

他の産業はほとんどない。

集落には子どもが4人しかいない。

二人づつ子どもがいる夫婦が二組。
そのひとりに集落を案内してもらった。

日本創生会議のレポートによると秋田県はほぼすべての地域が2040年には消滅するという。

四人の子どものうち何人地元に残るか?

農地は残る。

1軒の農家がすべてやることになるだろう。

集落としては消滅してしまう。

学校は集約されかなり遠くになりスクールバスが送り迎えになるだろう。

日本創生と言っているが現実を受け入れなければならない。

経済活動が出来なければ地域にいられないのだ。

農産物を作り加工し付加価値を創出し雇用が産まれない限り実現しない。

果たしてそれが出来るのだろうか。

26年ショック

今年の米相場ではとうていやって行かれない。

差別化のアイデアを提案して来ました。

それだけでは足りない。

5年10年20年という時間軸で地域を見直す必要があります。

これは日本の地方ほとんどに共通する問題です。








豊かで清らかな水。

これらの大自然をどう活かしてゆくか。

知恵が試されている。

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