市川稔の米(マイ)情報

1993冷夏から来年で30年

覚えてますか?

1993年(平成5年)は記録的な冷夏でした

梅雨明け宣言出来ないまま寒い夏になり

お米は作況指数74とかで

たまたま、たまたま、政府在庫も少なく、年間安定供給出来ないという判断で
長粒種のコメ大量輸入
大混乱、1994年春にコメパニック発生

実際には足りた

年1作のお米を一年かけて食べてゆく

穀物というのは在庫調整が命

たった30年前は年間消費量1000万トンくらいあり

作況74で740万トン

2021年産はそれより少なくてほぼ平年作です

今年はとうとう700万トン切ります

それほどこの30年で消費減りました

人口減少も進んでいるしこの先もっと消費減るから生産も減る


しかしながら、

コメは国産で賄っているが、小麦や9割近く輸入、大豆などもほぼ輸入

エサ用のトウモロコシは1千数百万トン輸入

安い卵も輸入のエサで出来ている

円安だから輸入物の支払い増える=高くなる

富士山噴火のシミュレーションもありますが、

もし噴火したら大変な影響どころではない事態になる

巨大地震もいつ発生するか分からないし



リスクに備えよと言っても、できることできないことあり


わたしは、新米信仰が良くないと思っている

回転在庫をしっかり持って

低温保管されていた玄米は前年産のものでもまったく食味、品質的にも問題ない

今の時期でも自宅で食べているのは2年産のコメ

弊社のおむすび屋、姉妹店に送る特製の「おむすび米」(ブレンド米)のメインのコメも4月に入って2021年産に変更したばかり

2020年産在庫が無くなったので切り替えた

とれたて新米はみずみずしいが味が浅いというかうまみが少ないのだ


食料安全保障の面からも在庫をしっかり持つこと、民間でも古米をしっかり流通させること提案したい


あの平成の大不作から来年で20年になる

なにか起こる予感がする



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