学習支援の講習会を受けたメンバーで勉強会。
「こんrばんは」というドキュメンタリー映画を観ました。
http://youtu.be/tEVy2NGppI4
夜間中学の映画です。
夜間中学って、私には全くの未知の世界でした。
子どもの頃学校に通えなかった高齢者、外国人、不登校、ひきこもりなど、様々な国や年齢の人が一緒に勉強しています。
正直驚いたのは、今の日本に、日本人で 69才まで文字が読めない書けない人がいたってこと。
話せるのに仕事をしてきたのに、読めない書けないってことがあるのかと。
勉強してないってそういうことなのかと。
切実に勉強したいという思いは、学校を夢のある場所にしてくれるんだな。
知ることが楽しくて仕方がないから早く学校に行きたい!
だから学校に近づくと自然に走り出しちゃう♪
みんなが同じ思いだから、わからないところは互いに教え合う、協力し合う、そして笑顔になる。
昼間の学校はどうだろう?
学校に近づくと足が重くなる…
協力じゃなくて競争。
友達とも表面上の仲良しごっこ。
かっこ悪いところなんて見せられない。
ホンネなんて言えない。
映画の中で、夜間中学の生徒さんと交流した昼間の中学生が、「夜間はめっちゃ楽しい。なんかいい雰囲気」
と言っていた。
本来の学校のあり方は夜間中学の方だね。
映画の中に出てくるしんちゃん、17才。
小学校3年から不登校で、それからは家にひきこもり親以外とは話をしていない。
そのしんちゃんが夜間中学を見学に来て、ここなら通えそう、と通い始める。
学校に来ても声を発しない、給食をみんなと食べない、学校行事には出ない。
それでも学校には通ってくるしんちゃん。
ゆっくりゆっくりだけど、だんだんと慣れていって、
給食をみんなと食べられるようになり、
授業中声を出して本が読めるようになり、
体育祭にも出場した、
なんて姿を見ていたら、
みんなそれぞれペースがあるんだって当たり前のことに気づかされた。
一斉授業についていけない子は当然いるし、
コミュニケーションがうまくできない子だっている。
みんな一緒じゃないんだよ。
夜間中学は、国も年齢も考え方も価値観も違う人たちと一緒にいるだけで、何かパワーを感じ取ることもできる。
ここはみんな違うことが大前提なのよね。
なんでこんなに型にはめられて窮屈で苦しいところになっているんだろうね、学校は。
「学校つらい子図書館へおいで」ってつぶやきが大共感を呼んでいるけれど、
それが今の学校をよく表しているなぁ。
学校へ通うことが義務教育じゃないんだよね。
学びたい!知りたい!知るっておもしろい!
って思ってほしいな。
『学校は夢があるところです』
『学校はふるさとになるところです』
映画の中に出てきた言葉です。
今私が向き合っている 児童館での学習支援の教室に来ている中学生達
ここが彼らの居場所となって、
疲れきっている彼らを笑顔にしたいな