2008/5/15の出来事
今回は、展示期間中に150もの名場面が公開され、何度も足を運びたくなる九州国立博物館での国宝大絵巻展へ出かけました。
写真は、「正倉院宝物殿」に保管されている“裳(モ)”の一部です。
会からの色の話は、『絵因果経(エインガキョウ)』に描かれているあざやかな色の衣服にそっくりなものが正倉院に保管されていること、唐の文化・色を積極的に取り入れていたことなど、時代的背景を交えながら、お話をしました。
館内は、これまで以上にさまざまな工夫が施されていて、絵巻物の色も絵も美しく、物語も楽しくて、沢山のアニメを見たような気持ちになりました。
追記・・・“裳”とは巻きスカートのようなもので、高松塚古墳の女性も着用しています。その後、平安時代の藤原道長の頃には、長くなり、十二単の上に巻きつけています。
鑑賞会の後のランチは、くつろいだ雰囲気のなか会員同士の会話が弾みました。
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