MIU404とアンナチュラルがおもしろかったので、同世界線上のこちらの映画も楽しみにして行ってきました。
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※ネタバレあります
正直 期待しすぎたかな~~~~~~~という第一印象。
スケールの大きな事件の話ではあるんだけど、前評判でドラマとリンクする!ってそちらのスケールを大きく宣伝しすぎていた感。
それで結果拍子抜けだったかも…。
事件性というよりメッセージ性が強かったね。そこは監督と脚本の色だと思う。それが好きなんだけど。
労働者を使い捨てにする企業
物流の闇
消費者の無関心さ
こういった労働問題が一番のテーマでした。
2024年にこの映画をやるか~~~~タイムリーで良い。
2024年問題を抱えたこの年に…。
クレーマー気質で運送業者によく文句言ってる上司に見てもらいてえよ。
テーマはすごく、色々な人に見てもらいたいものであったし面白かったんですが。
個人的に満島 ひかり 演じるエレナが~~~~苦手で~~~~~~…。
それが一番のネックだったかも…。これは私の好みの問題だからどうしようもない。
途中まで、よっしゃコイツが犯人なら痛快だ くらいに思ってたんですが、まあそんな単純な脚本にはしないよね。知ってた。野木亜紀子氏 だもん。
犯人や動機はまさにMIUやアンナチュラルの流れという感じ。
愉快犯なんかじゃなくて、市井の人の苦しみ悲しみから来ている事件。
しかし映画という規模の大きな媒体になるとドラマと比べてどうもぼやけてしまい悲しい。
事件の動機が動機だけに、そんな軽く捉えたくないのに。のに、「ぼやける」って表現にしてしまい、悲しいな。
私が一番観てて興奮したのは、
MIU404のテーマソングがスローテンポでかかり始めて、(いやこれ…来るだろ……出るだろあの二人が…)と予想していたら曲のギアがあがって予想通り伊吹と志摩が出て、(ギャアアアアアア ヤッパリ出タァーーーーー!!!!!!!!!!)ってなったところです。
曲の使い方上手いかよ。
知ってたのにすごいテンション上がった。私結構好きだったんだなこのコンビ。
一番好きなのはアンナチュラルの中堂さんです。
中堂さんが出た時はじんわりと感動しました。
しかしMIUもアンナチュラルも見てた人には良いだろうけど、未視聴の人は楽しめたのだろうか。
いや純粋におおまかなストーリーは良いとは思うんだけど、私はなんか消化不良だったので…。
いやでも、現実でも労働問題 物流問題を抱えていてキレイスッキリ解決なんてことはないっていうことを思えば、消化不良で終わることこそがこの作品の正解なんだろうな。正解が出ないということを描く、っていう正解。
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