映画ゴールデンカムイ観てきました。やっとだね。
眞栄田 郷敦の作画が良かった…めちゃくちゃ尾形。
一番原作に似てたと思いました。
全体的に皆原作のビジュアルとすごく近かった。
その「原作と比べてアリかナシか」を判定する映画になっちゃってる気もするな…という点が引っかかるんですが。まあこれは個人的な見方の違いだと思うので…。
話のテンポとしてはちょっと厳しかった。
結構最初の方で「長いな~」「ダレるな~」と思ってしまって。
その直感的な「長い」っていう感想にプラスして、原作の尺との比率を考えると「まだ先が長いのにな~」っていう加速度的な遅さを感じ(加速度的な遅さ???)
体感10分くらいのテンポ感が理想なんですけど、体感4時間くらいあったのでキツかったですかね。
でも本当に原作が長尺作品なので、早いテンポで物語を展開すると手抜き感が出ちゃうし、難しいところでの落としどころがコレ!って感じなのかなとも理解してます。
アイヌコタンを丁寧に描いていたのはすごく好感が持てました。
物語の主軸をちゃんと捉えていて安心。
アクション頼みじゃないぞという意志を感じて良かった。
しかしアクション素晴らしかったです。
最初の203高地のシーンが一番震えた。リアルで。
あと鶴見中尉のターミネーター走りが大好きなのでそれを玉木宏で観ることができたのも最高だった。
「今日はやめておこう」って銃構えるのやめるところもちゃんと小指立ってて良かったわね~~~~!!!!!
泣けた所は2点あり、佐一梅ちゃん寅次の幼馴染回想シーン。
高畑充希が演技上手すぎてさ…。そして私寅次が佐一を初めて投げ飛ばすってシーンが好きでさ…。
もう一つはエンドロールです。
北海道各地が協力していて、地名がズラーーーっと並んだのを見たら
「誇らしっ!!!!!!!」って涙出ちゃって…いや私もそこで泣くと思わんかった。なにこの涙???
あと誇らしポイントで言えば、佐一の軍帽が映る度に「これ!これ菊田さんからもらった帽子なんです!!!菊田さんが!!これ!!!!!」って心の中で叫んでた。
ちゃんと軍帽に縫い傷ついてたね。あれ嬉しかった。ありがとう美術スタッフ。
他にも色々ありますがちょっとキリがないのでまあ大まかにはこんな感じでした。
今後も実写として続いていく中で、結局「原作と比べてアリかナシか」を判定する作品として見てしまうんだろうなぁ…と思ってしまう。けどそういう楽しみ方も良いと割り切って追っていくしかないかな。
カラオケ行こ!が原作をベースにわりとアレンジを加えながらもより原作を引き立てていた良作だったので…、ゴールデンカムイは「どう原作に近づけるか」がメインになっていてそれじゃあ結局原作超えはしないよなぁ…という目線でしか見れないのが正直なところ。
一番の見所はキャストが元に似てるかどうか、になってしまっている気がして…。
まあ菊田さんはブラピですけどね。吹き替えは堀内賢雄さんだし。ここは完璧ですね。はい。はい???