Rhodes 修理中

2023-06-01 22:59:00 | 音楽
少しずつ、気合いで進めていた、『Rhodes Merk 1 Stage』の修理。

トーンバーや、総数で数百個に及ぶネジやワッシャーやスプリングなど、数十時間をかけてサビ取りや磨き作業をした。

だが、海外のある店に部品を注文したら、支払い上の問題で完了できない問題が発生...。
他の海外の店では、別のパーツは買え、無事に届いた。
クレジットの支払い代行している会社の問題なのか、販売店側の問題か判らないまま...。

その問題解決をするまでの時間が勿体ないし、何より、部屋がバラしたパーツだらけになっているのを何とかしないといけない...。

そこで、買おうとしていたパーツ類自体を作成してみようと、素材やサイズなどを限界まで調べ、ダメ元で、国内でパーツの素材を集めた。
そして、何度もトライ&エラーで、そっくりなパーツを作って、取り付けてみた。
この段階で音が出るかは判らないが、やるしかない。

トーン・バーの下の、めちゃ小さいチューニング・スプリング自体も自分で製作。
素材や太さ、巻きの直径など、細かく測って、何とかオリジナルに寄せた。
これにも、音域によってサイズが数種類あり、なかなか苦労した...。




ピックアップ・コイルも、結果、24個巻き直し、恐ろしく時間がかかった。
そして、それを連結する銅線も、伝導率が良さそうなパーツを買って加工。

考えていた電気的なパーツを全部取り付け終わり、「音出るか!?」と回線チェックをするも、「ブ〜〜〜〜」っと言うノイズしか出なく、落胆...。
途方に暮れた...。
取り付けたパーツは全て通電している...。
それが、3〜4日前。

他のことをしながらも、何がいけないのかをズッと考えること数日...。
そして、今朝、早起きしたので、また回線を観て考え始めた。

うちに来た時から、回線が繋がっていなかった距離の短い2箇所が有り、電気的にも繋がっていないといけないのではないかと、ちょっと気になってはいた。
ダメ元で繋いでみるか、と銅線で接続。

回線チェックをしたら、なんと!!
「ブ〜〜〜〜」と言うノイズも無くなり、綺麗な音が出た!
コイルも修復していたので、全鍵盤、無事に音が出た!(´∀`)

遂に電気的に復活した!(T。T)

まだチェックしないといけない箇所や、ピアノの機構としての修理や調整は残っているが、電気的に復活したので、大きく前進!

完全復活まで、6割くらい進んだところだろうか...。
とは言え、一ヶ月ちょっと前に、うちに来た状態から考えたら、もう蘇ったも同然だ!(´∀`)

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