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試行錯誤してきた幾つかの要素が
出演者スタッフ皆々の情熱により調和し
本当にかけがえのない作品となった
再演したい
そうしみじみ思う
しかしこのテンションまで
この集中力まで
この繊細で暴力的な呼吸まで
再びすべてを持ってゆくことができるか心配になるくらい
皆すばらしい…
この作品で
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ご視聴頂けましたら幸いに存じます
※Twitterはこちら
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出演:
大久保美智子(山の手事情社)
タカハシ佳
佐藤祐香
古木杏子(劇団キンダースペース)
牧野隆二(SPAC)
橋口久男
森下高志(劇団キンダースペース)
オカノイタル
演奏:
馬渕格
堀暁子
高橋明日香
作・演出:身体の景色
ドラマターグ:田中圭介
音楽:松田幹&M.O
照明:南香織
衣裳:杏子
演出補:堀暁子
宣伝美術:暢月
【ご挨拶】
身体の景色は過去に3度「エレクトラ」を上演して居ります。
それぞれ演出を変え、様々な入射角で挑戦して参りました。
上演の度、身体の奥にヌメリとしたイキモノを掴むような感触がありました。
それは演出するとか、演じるとか、そういう作業とはもう少し別のところにある感覚で、
その手触りを、或いはそのイキモノそのものを、どうにか舞台にあげることができないか。
3度の挑戦を試みた理由のひとつにその想いがございました。
旗揚げより10年を数える節目。
もう一度「エレクトラ」と向かい合います。
そして、これで最後に致します。
今までの手法・構造を残しつつ、戦後を生きたとある少女のイメージを重ね、新たに書きました。
これはひとりの女の精神世界。
この世界は、モチーフとなった少女だけのそれではないように感じております。
皆々様のご来場を出演者スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。
【焼け跡のエレクトラ】
昭和二十七年 初秋。
東京郊外で一軒の家屋が全焼した。
焼け跡から、絞殺された母親の遺体と、
その娘とみられる少女の遺体が発見された。
母の虐待に耐えかねた娘が火を放ったこの事件の向こうには
もう一つ根深い歪みが横たわる。
娘は、帰還した弟オレステスが母を殺害し自分を救ってくれると信じていた。
居るはずのない弟の帰りを待ちわびながら、
少女の幻は、やがて少女自身をも食い破り現実を越えてゆく。
炎に包まれた四畳半で、
焼け焦げた母の死体を静かに見詰める少女の魂。
その記憶と妄想を紡ぐ。
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