立ち振舞の誤認 言葉の聞き間違え 信仰とも取れる思い込み
これらが複雑に交わり絡み合い
ひとつの事実から様々なプリズムが生まれる
我々の日常においてさえそれは容易に起きるのだから
眼前の凌辱という極限状態ともなればそのプリズムは更に輝きを増すであろう
三者の告白/プリズムには
微細な心のゆらぎ 震えも見え隠れし
その背後に眠る真実はいかようにも想像ができ
作品の奥底には魅惑的な闇が広がる
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潤色について少し
ある日の稽古で ひとつの情景がありありと浮かんだ
そこでは多襄丸が新たな言葉を欲していた
リズムや間合い そして語調を
彼が望むものに変えた
芥川の骨組みは損なわぬよう
その他の箇所にも多少筆を入れてはいるが
潤色著しいのは多襄丸の白状の段となる
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音楽について少し
ディスカッションが最も多い作品となった
僕からは 俳優に伝える時と同じような抽象的な演出言語が溢れ
松田君と馬渕さんからは 僕の理解を越える専門的な言語が溢れ
かなり深い部分まで 鋭利な刃物を食い込ませた
繊細なラインを生きつつも
しかし大胆に飛躍する 素敵な音楽が生まれた
…
完成したYouTubeを視聴
語りという簡素な形式
しかしその奥には身体の景色で培ってきたものが確かに息衝いている
これは他では容易に真似できぬもの
この息のドラマが皆様に届きますことを…
芥川龍之介「藪の中」 語り 生演奏
語り:オカノイタル ピアノ:松田幹 ギター:馬渕格
短編小説を使用した語りをゆっくりと発表してゆきまます
疾風の如く過ぎてゆく日々 歩みを...
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言葉の景色
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