六の宮の姫君
導かれない
いくら稽古をしても僕の肉体や呼吸がどこにも導かれない
「羅生門」や「藪の中」のようなことが起きない
藪の中に至っては登場人物が僕の内部で暴れ
彼に合わせ潤色さえ施したのだ(詳細はコチラ)
姫君の肉体が希薄だからであろう
ただただ淡々と言葉が語られてゆくのみ
この静けさ
虚空にたじろがず
呼吸をし続けるしかないのだろうか…
或いは
背後に横たわる地獄が頭で理解できても
血として 肉として 僕に捉えることができていない
と言うことなのだろうか
虚無そのものの象徴
姫君
演目を変えようか…
しかし録音日まで後12日
いまからは変えられぬ…
【語り 配信中!】
珠玉の短編 声と音 想像力が織り成す豊かな物語を是非〜
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