評価:★★★★【4点】
断りたい時に適当な口実がないと、こうなるという警醒か(違)
◇
弁護士である妻ゲイルとの関係修復を図るべく、
モロッコへと休暇にやってきた英国人大学教授ペリー。
ひょんなことからロシア人のディマと知り合い、
いつしか心を許していく。
そんなペリーに、ディマは思いも寄らぬ告白を始める。
実は彼は、ロシアン・マフィアでマネー・ローンダリングを
担当していたが、今は組織から命を狙われる身となっていたのだ。
そこで自分と家族の英国亡命を希望する彼は、
組織の情報が入ったUSBメモリーをMI6に渡してほしいと
ペリーに依頼する。
ディマの家族の命がかかっていると知り、
戸惑いつつもこれを引き受けるペリーだったが…。
<allcinema>
◇
個人的にはヒッチコック作品でお馴染みの
巻き込まれ型サスペンス映画と決め打ちしたのだが正解か(笑)
いやいや、普通に巻き込まれる主人公って謳ってますから^^;
主人公は、ごく平凡な人間であり(過去に教え子との不倫騒動が一回)
犯罪という二文字に無縁の男が、たまたま居合わせたレストランで
偶然知り合った男と意気投合し、まさかの要人の不正を暴く事件に
関わり始めていくんだから、面白くないわけがない。
MI6の本事件捜査に関わるチーム人数が
たったの3人という不安要素に対し、彼らは追っ手から
逃れるため、トリッキーな作戦を取ったりトラップを仕掛けたり
ノワール風な作品に似合わず、まるでスパイ映画を観てるようで
これはかなりおすすめ映画といえる。
この映画の成功の一つにはキャスティングにあると思う。
一時期、同性愛者からカモにされていた“うさぎちゃんキャラ”の
ユアン・マクレガーが若干頼りない主人公にピッタリだし
ロシアン・マフィアのステラン・スカルスガルドの
荒っぽさの中にも家族想いの一面をのぞかせ、この父親像も絶妙なのだ。
劇中、平凡だった男が未曽有の事件に巻き込まれ
次第に成長していく姿に、夫に対し三下り半寸前だった妻は
もう完全に惚れ直したことだろう。
これで第一子の誕生もすぐだね(笑)
【今週のツッコミ】
・ラストのヘリに嫌な予感がしたのだが、的中してしまった。
これは、MI6上層部にも不正者がいたという暗示か。
・たったの3秒で16ケタの数字を暗記できるステラン叔父さん。
終盤の要人たちの契約会議で全員の口座番号の書類が出てきたときに
このチャンスしかない緊張感が半端ない。
・サインの際、インク切れも意図的な時間稼ぎだったのね。
・ユアン「なぜ、俺だったんだ?」
ステラン「あいにく、客は君だけだった」
ユアン「(そういうことね)アハハハ」
ワタシも釣られて爆笑。
・骨太な作品ながら監督はなんと!スザンナ・ホワイトという女性らしい。
遂に、第二のキャスリン・ビグローが現れましたね!(笑)
-------------------------------------------------------------
監督:スザンナ・ホワイト
脚本:ホセイン・アミニ
音楽:マーセロ・ザーヴォス
出演:ユアン・マクレガー/ステラン・スカルスガルド/ダミアン・ルイス/
ナオミ・ハリス/ジェレミー・ノーサム/
『われらが背きし者』
断りたい時に適当な口実がないと、こうなるという警醒か(違)
◇
弁護士である妻ゲイルとの関係修復を図るべく、
モロッコへと休暇にやってきた英国人大学教授ペリー。
ひょんなことからロシア人のディマと知り合い、
いつしか心を許していく。
そんなペリーに、ディマは思いも寄らぬ告白を始める。
実は彼は、ロシアン・マフィアでマネー・ローンダリングを
担当していたが、今は組織から命を狙われる身となっていたのだ。
そこで自分と家族の英国亡命を希望する彼は、
組織の情報が入ったUSBメモリーをMI6に渡してほしいと
ペリーに依頼する。
ディマの家族の命がかかっていると知り、
戸惑いつつもこれを引き受けるペリーだったが…。
<allcinema>
◇
個人的にはヒッチコック作品でお馴染みの
巻き込まれ型サスペンス映画と決め打ちしたのだが正解か(笑)
いやいや、普通に巻き込まれる主人公って謳ってますから^^;
主人公は、ごく平凡な人間であり(過去に教え子との不倫騒動が一回)
犯罪という二文字に無縁の男が、たまたま居合わせたレストランで
偶然知り合った男と意気投合し、まさかの要人の不正を暴く事件に
関わり始めていくんだから、面白くないわけがない。
MI6の本事件捜査に関わるチーム人数が
たったの3人という不安要素に対し、彼らは追っ手から
逃れるため、トリッキーな作戦を取ったりトラップを仕掛けたり
ノワール風な作品に似合わず、まるでスパイ映画を観てるようで
これはかなりおすすめ映画といえる。
この映画の成功の一つにはキャスティングにあると思う。
一時期、同性愛者からカモにされていた“うさぎちゃんキャラ”の
ユアン・マクレガーが若干頼りない主人公にピッタリだし
ロシアン・マフィアのステラン・スカルスガルドの
荒っぽさの中にも家族想いの一面をのぞかせ、この父親像も絶妙なのだ。
劇中、平凡だった男が未曽有の事件に巻き込まれ
次第に成長していく姿に、夫に対し三下り半寸前だった妻は
もう完全に惚れ直したことだろう。
これで第一子の誕生もすぐだね(笑)
【今週のツッコミ】
・ラストのヘリに嫌な予感がしたのだが、的中してしまった。
これは、MI6上層部にも不正者がいたという暗示か。
・たったの3秒で16ケタの数字を暗記できるステラン叔父さん。
終盤の要人たちの契約会議で全員の口座番号の書類が出てきたときに
このチャンスしかない緊張感が半端ない。
・サインの際、インク切れも意図的な時間稼ぎだったのね。
・ユアン「なぜ、俺だったんだ?」
ステラン「あいにく、客は君だけだった」
ユアン「(そういうことね)アハハハ」
ワタシも釣られて爆笑。
・骨太な作品ながら監督はなんと!スザンナ・ホワイトという女性らしい。
遂に、第二のキャスリン・ビグローが現れましたね!(笑)
-------------------------------------------------------------
監督:スザンナ・ホワイト
脚本:ホセイン・アミニ
音楽:マーセロ・ザーヴォス
出演:ユアン・マクレガー/ステラン・スカルスガルド/ダミアン・ルイス/
ナオミ・ハリス/ジェレミー・ノーサム/
『われらが背きし者』
ともかく面白い大人の作品!観て得したかなー、という感じでした。
※ヘリコの件は、私はいまだに誰が仕組んだことなのか判り兼ねています。…MI6内部の悪い奴だったら、部下も殺すなんてホント非情だわ~
※ユアン・まくれガーのキャラが巻き込まれキャラにそのものズバリでした。適役、適役。
※16桁どころか3桁も危うい私なら、もう最初からあきらめモードかも(っていうか、そもそもそんな仕事こないか)
ウサギちゃんもこういう作品に出続ければ、いつかはヒーロースーツが着られる日も近いかも(笑)
ヘリコって。。。
うん、その言い方可愛いですね(笑)
まあ、あのヘリコの件は、こういう巨大な組織相手にMI6の下っ端や
一市民が下手に関わるなと言うことなんでしょうね。
ワタシも3桁の数字覚えろと言われたら、必死で語呂合わせするかも。
でも、数時間たったら忘れてそう^^;
スパイもの好きなんだけど、迷って外したんデスが、、
時間が合えば観るかも?なので、
今週のツッコミは読んでないの
つーか、まだ未アップの記事も早く書けよ、の自分
観たらまたお邪魔しますねー
とりあえず、観て損はないと思うので時間が合えばいいですね。
あらら、未アップ記事ですか~
ワタシは脳内メモリーが少ないので二日以内に書かないと忘れてしまうんです^^;
はい!記事楽しみにしてま~す。
本作とても面白かったですね。
ユアン大好きなのでとても楽しめました。
スザンナ・ホワイトのスパイ映画も中々素敵です。
ワタシ自身の今後の生活に於いて“やってはいけないこと”などシミュレーションできて
そういう意味では、ハウツー映画でした(笑)
今回でスザンナ・ホワイト監督を覚えたので
今後、チェックしていきたいです。
ああなることは覚悟していましたが、
落ちて行くヘリを眺めるユアンの表情が切な過ぎて、ぐっときました。
「きみは来なくていい」とか言ってましたよね。
ワタシはこれでやっと終止符が打たれるのかと思い
「やれやれでしたね」とユアンに声を掛けたくなりましたが
まさか、絵に描いたような展開になるとは。。。
裏社会の掟に身震いしましたよ。