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オーメン

2006年06月11日 21時47分49秒 | 映画 あ行
評価:★★★

因みに評価は★5個が満点です(笑)

評価基準は
★★★★★=涙が出た、鳥肌が立った、身を乗り出した、これらが二つ以上。

★★★★ =上の状態がひとつだった。

★★★  =上の状態が何ひとつなかったけれど、最後まで観れた。

★★   =観ている最中、本編とは関係のないよそ事を考えてた。

★    =どの体勢が眠りやすいか・・・安眠(爆)

と、個人的にはこんな感じで評価をしています。★3個までは後日二度と観たいとは思わない作品ということです(笑)
ということでこの「オーメン」も含めて最近3作品連続で二度目は観たくない評価の映画が続いてしまったので、次回作は是非良い映画を!と神にも縋る思いです(爆)

オリジナル版を知っているからこそ、近年の最新技術の映像表現でもっと恐怖感を味わいたいという期待を胸に観に行ったのですが・・・。
各シーンはオリジナル版とカメラワークが随分違っていて、全く恐いと感じられなかった。映像自体カラッとした明るさで、どんよりとした空気の重みが全く無いのである。

このリメイク版はキャストの選択から、既に失敗しているようなもの。主役のダミアンを演じる子役には、北欧系の顔をした子供を起用すべきだ。見ているだけで背筋も凍る恐怖をオーラしているような・・・です。夫婦役も夫の方が身体がガッチリして逞しすぎて失敗。妻役は昨日まで学園ドラマに出ていたような感じで子持ち役が似合わない、というか顔がホラーに合わないです。

病気で顔が浮腫んでしまった“リース・ウィザスプーン”かと思いました(爆)

冒頭の乳母が突然何かに執り付かれたように屋根から首を吊るショッキングなシーンのはずが演出の悪さというか間の悪さとアングルの悪さか何なのか分かりませんが、まるでショックな感じがしなかった辺りから、“この映画はダメかな・・”という印象があった。

オリジナルで最も恐怖を感じたのが、例の墓地に向かい墓を掘り起こすシーンだった。リメイクでは似たような場所を使っているのだがカメラアングルが全てを台無しにしまっている。二匹の犬の出し方もな~ オリジナルではオオカミのような印象だったのに。

音楽もまったくもって恐怖を演出できていないし、結局はこの映画で最も恐かったのは新しい乳母を演じた“ミア・ファロー”だったのでしょう(笑)あの血の気のないメイクと細身の感じは幸薄の感じがして何とも恐かったような気がします。

関係ないけど“ミア・ファロー”を見たのは1972年の名作「フォローミー」をレンタルビデオで観て以来です。あれから34年が経過していますが、よく見るとあの時のチャーミングさは未だに残っていましたね(笑)

展開が最初から分かっているから次はこう来て、あそこはこうなるというのが見えていたら、どんなに優秀なリメイクでもオリジナルは超えられないというのが現実でしょう。特にびっくりショックを与えようとする“ホラー映画”では尚更のことでしょうね(笑)


これはオリジナル版の教会へ行こうとする時のシーン



オリジナル版DVDサウンドトラック


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監督:ジョン・ムーア
脚本:デヴィッド・セルツァー
撮影:ジョナサン・セラ
音楽:マルコ・ベルトラミ
テーマ曲: ジェリー・ゴールドスミス

出演:リーヴ・シュレイバー/ジュリア・スタイルズ/ミア・ファロー/シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック

『オーメン』オフィシャル・サイト
http://www.foxjapan.com/movies/omen/


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