評価:★★★★【4点】
随分とお年を召されたレッドフォードですが
彼の映画に対する行動力はまだまだ衰えません(笑)
◇
自家用ヨットに乗りインド洋をたった一人で航行する男。
ある日、大きな漂流コンテナと衝突、船体に穴が開いてしまう。
運悪く、浸水によって全ての電子機器が故障してしまい、
通信手段を失ってしまう。
絶望的な状況の中、男は生き延びるために
必要な作業を黙々と行っていくが…。
<allcinema>
◇
冒頭、いきなりの大海原での独りぼっち状態。
波ひとつなく鏡面のような穏やかな海とヨットの一部を
カメラは接写しゆっくりと横移動をしている。
現状の深刻さを人物なしで台詞だけで語りかけてくる。
精根尽き果て、もうこれ以上打つ手がないと絶望感ただよう主人公。
ただ、自分でもビックリするくらい粘リ抜いたことに
自画自賛しているが、彼の陸での生活が一切出てこないので
そこは想像するしかないが^^;
70年代に数々の名作、ハリウッド映画を牽引してきた
ロバート・レッドフォード本人として想像してしまう(爆)
時は戻り8日前に遡る。
ヨットのキャビンで就寝中、いきなりの轟音に目を覚ます。
目に飛び込んできたのは大きくぶち抜かれた側面の穴。
そこからドドーッ!と海水が浸入してきて
いったい何が起こったのかデッキに出てやっと理解した主人公。
普通なら飛び起きてからデッキに行くまで時間は掛からないが
(あの程度の小型ヨットならの話で)^^;
彼はもうすぐ後期高齢者に手が届く年齢ということで
予想以上に行動スピードがゆったりしている。
これを余裕と見るかは個人の判断であるが^^;
ワタシにはヨットを知り尽くしている余裕と見たが
救助を求める通信手段が途切れ
いつまで続くこの状況!と思ったことだろうとも(笑)
そんなときに普段使ったこともないサバイバルキットに手が。
なんと、取り説から読み始めちゃってるし(爆)
ということで、ヨットの操縦は自信はあっても
今回のような想定外の状況に陥った時の行動訓練はしてない。
ま、普通の民間人ならそんなもんでしょうけどね。
【今週のツッコミ】
・全編通しずっと続くひとり芝居。
こういうワン・シチュエーションは割と好きなジャンル。
・しかも、ヨットのキャビンとデッキを往復するだけで
106分持たせるのは至難の業、だが周りの気候変化のお陰で
そこはどうにでもなるからね~(笑)
・海には獰猛なサメも生息してるわけだし、自分の置かれた
場所がヨットから動けないだけだもんね(爆)
・『ゼログラ』サンドラ・ブロックもひとり芝居を絶賛されてましたが
序盤は他のクルーもいたからね。
そういう意味では、ライアン・レイノルズの『リミット』が
今回のひとり芝居に近いんでしょう。ただ内容はイマイチだった^^;
・もしもあそこでバナナに乗ったオランウータンがやって来たら
彼はどんな対応をしていたのだろうか。
・大型タンカーが真横にきても、まったく気付いてくれないって!
あれは大きすぎるが故、人間が足元の虫の存在に気付かないみたいに
そういうことなのかもしれない(もっと気の利いた例えを書けよ)
・海難で水がなくなった時、この映画はとても役に立った(笑)
ポリタンク、ビニール袋、コップ、重りの4点セットで^^
---------------------------------------------------------
監督:J・C・チャンダー
脚本:J・C・チャンダー
音楽:アレクサンダー・イーバート
出演:ロバート・レッドフォード
『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』
随分とお年を召されたレッドフォードですが
彼の映画に対する行動力はまだまだ衰えません(笑)
◇
自家用ヨットに乗りインド洋をたった一人で航行する男。
ある日、大きな漂流コンテナと衝突、船体に穴が開いてしまう。
運悪く、浸水によって全ての電子機器が故障してしまい、
通信手段を失ってしまう。
絶望的な状況の中、男は生き延びるために
必要な作業を黙々と行っていくが…。
<allcinema>
◇
冒頭、いきなりの大海原での独りぼっち状態。
波ひとつなく鏡面のような穏やかな海とヨットの一部を
カメラは接写しゆっくりと横移動をしている。
現状の深刻さを人物なしで台詞だけで語りかけてくる。
精根尽き果て、もうこれ以上打つ手がないと絶望感ただよう主人公。
ただ、自分でもビックリするくらい粘リ抜いたことに
自画自賛しているが、彼の陸での生活が一切出てこないので
そこは想像するしかないが^^;
70年代に数々の名作、ハリウッド映画を牽引してきた
ロバート・レッドフォード本人として想像してしまう(爆)
時は戻り8日前に遡る。
ヨットのキャビンで就寝中、いきなりの轟音に目を覚ます。
目に飛び込んできたのは大きくぶち抜かれた側面の穴。
そこからドドーッ!と海水が浸入してきて
いったい何が起こったのかデッキに出てやっと理解した主人公。
普通なら飛び起きてからデッキに行くまで時間は掛からないが
(あの程度の小型ヨットならの話で)^^;
彼はもうすぐ後期高齢者に手が届く年齢ということで
予想以上に行動スピードがゆったりしている。
これを余裕と見るかは個人の判断であるが^^;
ワタシにはヨットを知り尽くしている余裕と見たが
救助を求める通信手段が途切れ
いつまで続くこの状況!と思ったことだろうとも(笑)
そんなときに普段使ったこともないサバイバルキットに手が。
なんと、取り説から読み始めちゃってるし(爆)
ということで、ヨットの操縦は自信はあっても
今回のような想定外の状況に陥った時の行動訓練はしてない。
ま、普通の民間人ならそんなもんでしょうけどね。
【今週のツッコミ】
・全編通しずっと続くひとり芝居。
こういうワン・シチュエーションは割と好きなジャンル。
・しかも、ヨットのキャビンとデッキを往復するだけで
106分持たせるのは至難の業、だが周りの気候変化のお陰で
そこはどうにでもなるからね~(笑)
・海には獰猛なサメも生息してるわけだし、自分の置かれた
場所がヨットから動けないだけだもんね(爆)
・『ゼログラ』サンドラ・ブロックもひとり芝居を絶賛されてましたが
序盤は他のクルーもいたからね。
そういう意味では、ライアン・レイノルズの『リミット』が
今回のひとり芝居に近いんでしょう。ただ内容はイマイチだった^^;
・もしもあそこでバナナに乗ったオランウータンがやって来たら
彼はどんな対応をしていたのだろうか。
・大型タンカーが真横にきても、まったく気付いてくれないって!
あれは大きすぎるが故、人間が足元の虫の存在に気付かないみたいに
そういうことなのかもしれない(もっと気の利いた例えを書けよ)
・海難で水がなくなった時、この映画はとても役に立った(笑)
ポリタンク、ビニール袋、コップ、重りの4点セットで^^
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監督:J・C・チャンダー
脚本:J・C・チャンダー
音楽:アレクサンダー・イーバート
出演:ロバート・レッドフォード
『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』
たったひとりで最後まで行く!という事前情報だけは聞いていたのですが
まさかここまで完全無欠のひとり芝居だとは驚きました。
>根っからネガティブな私は、
ということは慎重派で疑い深い、生きてる姿を確認するまでは認めるわけにはいかない。
ラストの曖昧さがどうとでもとれる(笑)
ワタシも同じです^^
なので、『ボーン・スプレマシー』の暗殺者に思いっきり突っ込みました(ってそこに飛ぶのかよ)^^;
映画で声の出演者すらいないこの徹底ぶりは凄いですよね。
根っからネガティブな私は、
あのラストすら彼が最後に見た夢なんじゃないか・・・と思ったのですが、
エンドロールの歌を聴いてようやく「本当に助かったんだ」と思えました。
あの巨大タンカーをみたときは『キャプテン・フィリップス』の海賊のようにすればいいのにでしたが
さすがに救命ボートでは道具がありませんね^^;
今回のようなシチュエーションなら延々と見ていても多分飽きなかったかもしれません。
高齢のレッドフォード故、冷静に行動していましたが、時にパニックになってしまうところとか
結構、細かい演出などよかったです。
ポリの材質考えれば当然といえば当然ですよね!(笑)
しかし、よくレッドフォード一人で最後まで持たせましたね。
信号トーチのかわりにあんなことするなんて危ないなぁ、と思ってみてたら案の定・・・、その先は読めました。ここでもう少し意外性が欲しかった。
で☆3.5。