評価:★★★★【4点】
実録災害映画としての再現力がすごい!
◇
2010年4月20日。
電気技師のマイクは、愛する妻子に後ろ髪を引かれつつ、
メキシコ湾沖に浮かぶ
石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンへと向かう。
現場に着くとすぐに設備の点検に取りかかったマイクは、
トラブルや故障の多さに懸念を抱く。
上司のジミーが雇い主であるBP社の管理職ヴィドリンに抗議するが、
彼は利益のために経費削減を優先するのは当たり前とまるで意に介さず、
ついには工期の遅れを取り戻そうと重要な安全テストを無視してしまう。
その夜、マイクたちの不安は現実のものとなり、
大量の原油が漏れ出し、大爆発を引き起こしてしまうのだったが…。
<allcinema>
◇
絶対してはいけない怠慢な安全管理。
利益優先というトップの指示が、ついに最悪の事態を招く。
とにかく、これほどまでの事故を再現できたことに頭が下がる。
監督曰く、CGに頼らず作品の大半は実物大のセットで行うと。
近年の作品では、もういちど映画の原点に戻ろう!みたいな風潮があるなか
ピーター・バーグ監督も御多分に漏れず、しっかりやってのけたのだ。
主人公となるマイクを演じた(マーク・ウォールバーグ)とも
とても息の合った感じがあり、次回作の、これまた実録テロ映画
『パトリオット・デイ』でタッグを組むようだ。
すでに予告編等も各劇場で公開されているが、本作の実力を受け
とても期待できそうで、今から楽しみな作品である。
【今週のツッコミ】
・日本円で約122億円の製作費はやはり大作映画としての扱いだが
意外にも米国での興行収入がもうひとつ伸び悩んでいる。
・もうほとんど全編にわたり災害シーンのオンパレードなんだが
まったく飽きさせない作りは監督の演出の賜物であろう。
・家族のドラマも必要最低限織り込まれていたので
マイクの妻の動揺など、演じるケイト・ハドソンの巧さも手伝って
ここ結構感情移入できるんです^^
・彼らの雇い主BP社の管理職で利益至上主義のジョン・マルコヴィッチと
雇われチームのボスとの意見対立はかなりの迫力があった。
ここがいいから映画全体がとても締まっていたのかも。
・個人的には69年型マスタング愛好者の女性技師と一緒に
おまけ映像でいいから約束したエンジン修理をしてる画があると最高だった。
----------------------------------------------------------
監督:ピーター・バーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン/マシュー・サンド/
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:マーク・ウォールバーグ/カート・ラッセル/ジョン・マルコヴィッチ/
『バーニング・オーシャン』
実録災害映画としての再現力がすごい!
◇
2010年4月20日。
電気技師のマイクは、愛する妻子に後ろ髪を引かれつつ、
メキシコ湾沖に浮かぶ
石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンへと向かう。
現場に着くとすぐに設備の点検に取りかかったマイクは、
トラブルや故障の多さに懸念を抱く。
上司のジミーが雇い主であるBP社の管理職ヴィドリンに抗議するが、
彼は利益のために経費削減を優先するのは当たり前とまるで意に介さず、
ついには工期の遅れを取り戻そうと重要な安全テストを無視してしまう。
その夜、マイクたちの不安は現実のものとなり、
大量の原油が漏れ出し、大爆発を引き起こしてしまうのだったが…。
<allcinema>
◇
絶対してはいけない怠慢な安全管理。
利益優先というトップの指示が、ついに最悪の事態を招く。
とにかく、これほどまでの事故を再現できたことに頭が下がる。
監督曰く、CGに頼らず作品の大半は実物大のセットで行うと。
近年の作品では、もういちど映画の原点に戻ろう!みたいな風潮があるなか
ピーター・バーグ監督も御多分に漏れず、しっかりやってのけたのだ。
主人公となるマイクを演じた(マーク・ウォールバーグ)とも
とても息の合った感じがあり、次回作の、これまた実録テロ映画
『パトリオット・デイ』でタッグを組むようだ。
すでに予告編等も各劇場で公開されているが、本作の実力を受け
とても期待できそうで、今から楽しみな作品である。
【今週のツッコミ】
・日本円で約122億円の製作費はやはり大作映画としての扱いだが
意外にも米国での興行収入がもうひとつ伸び悩んでいる。
・もうほとんど全編にわたり災害シーンのオンパレードなんだが
まったく飽きさせない作りは監督の演出の賜物であろう。
・家族のドラマも必要最低限織り込まれていたので
マイクの妻の動揺など、演じるケイト・ハドソンの巧さも手伝って
ここ結構感情移入できるんです^^
・彼らの雇い主BP社の管理職で利益至上主義のジョン・マルコヴィッチと
雇われチームのボスとの意見対立はかなりの迫力があった。
ここがいいから映画全体がとても締まっていたのかも。
・個人的には69年型マスタング愛好者の女性技師と一緒に
おまけ映像でいいから約束したエンジン修理をしてる画があると最高だった。
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監督:ピーター・バーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン/マシュー・サンド/
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:マーク・ウォールバーグ/カート・ラッセル/ジョン・マルコヴィッチ/
『バーニング・オーシャン』
マーク・ウォールバーグがタフガイに思えてきました(爆
エンデイングで一緒にダイブした女性とエンジンの修理してるとこが見たかったですね。
実際の写真よりも(こらっ)
マークはなぜか等身大のヒーローがよく似合う感じで
派手さはないけどタフガイですよね(笑)
そうそう、実際のご本らの画像よりもエンジン直せよ!ですよね(爆)
CGに頼らないつくりはより迫力が出ますしね。
この映画が採用されるかもしれませんよね(笑)
それから、泥水でしたがあの水圧も凄かったですね。
>個人的には69年型マスタング愛好者の女性技師と一緒におまけ映像でいいから約束したエンジン修理をしてる画があると最高だった。
私もそう思います。
マスタングはめっちゃカッコイイ車だし、女性でそれを駆使できるのは更にカッコイイから!(…あ、そこじゃないですね)
監督者には是非見てほしいですよね。
こういう映画を会議で丸々流す企業があるなら一度見学に行きたいくらい(笑)
といいつつ実際の映像もすごいんでしょうけど
あの日、何が行われていたかを知る意味では貴重な映画となりました。
女性が運転するマスタングってほんとウットリします(笑)
やっぱ、カート、いいお爺さんになりました。
(実は昔好きだった)
それにしても、10年もたっていないのに、
よく映画化できましたよね。
実物を完コピしたセットはすごいの一言。
次作のパトリオット~も楽しみです。
ここのところ、大作映画でホントいいポジションを演じてます。
そうそう!あの実物大のセットにびっくりでしたよ!
しかも爆発炎上シーンなんて、ほとんどリアルに撮影っていうんだから
もう、開いた口が塞がりません(笑)
「パトリオット・デイ」これも期待値上げてます。