評価:★★★★【4点】
バッティングセンターの新しい利用方法とは(笑)
見た目で言えば、あれは球速130キロってところでしょうか。
数十球も顔面で受ければ、そういうことになりますかね~(苦笑)
毎回、斬新な殺しの手口を考えてくる北野監督に拍手です。
◇
熾烈な下克上を制して加藤が関東一円を取り仕切る
巨大ヤクザ組織“山王会”のトップに上り詰めてから5年。
加藤は大友組の金庫番だった石原を若頭に抜擢し、
その勢力をさらに拡大させていた。
しかし内部では、若手を重用する加藤に
古参幹部の不満がくすぶり始めていた。
そこに目を付けたマル暴の刑事・片岡は、
山王会の古参幹部を関西の巨大暴力団“花菱会”に引き合わせ、
均衡を保っていた2大勢力に揺さぶりを掛ける。
その一方で、片岡自ら噂を広めて
獄中で死んだことになっていた大友を仮出所させる。
そして足を洗おうと考えていた大友を再び
抗争の渦中へと巻き込んでいくのだが…。
<allcinema>
◇
小さな裏切りから大きな裏切りまで
そして、やられたらキッチリ報復をする日本の裏社会を
北野流エンタメでしっかり魅せてくれます。
ストーリーは前作からの流れを忠実に描いていて
展開もまったくダレるところがなく、最後まで惹き込まれました。
今回、前作で悲惨な殺されかたをした椎名桔平不在が惜しいところ。
それでも、新キャラとして登場していたハマちゃんや塩見さんの
なりきり振りに嬉しくなったり(笑)
特に塩見さんに関しては、強面から出るドスの利いた台詞など
70年代を席巻した深作映画『仁義なき戦い!』シリーズの
常連俳優顔負けの存在感となっていた。
最近の裏組織もシノギ(資金源)のため先端ITやファイナンスという
金融経済学をも必須らしい(苦笑)
「これが分かんね~者は、知ってる子分(部下)から学べ!」
って、さすがにそれは無理でしょう!
思ったのは、これは言い出しっぺの山王会若頭・石原が
人材育成セミナーを開くべきでしょうね(爆)
本作で最もアドレナリンが噴出したのは
木村と大友が花菱会の若頭・西野と中田と対峙するところ。
予告編でも流れてますが、あそこに前後するストーリーが
しっかりしてるので、観てて血圧上がりっぱなしでした(笑)
そして、最もウルっときたのは誠実な木村のキャラですかね。
大友の破門条件を突きつけられたときの演技は
男の友情・絆を強く感じました。
裏社会の2大勢力を裏から密かに操作しようとする
マル暴担当刑事・片岡(小日向文世)が陰の主役にもみえるし
片岡の後輩で相棒の刑事の存在もストーリーに幅を持たせた印象です。
ワタシとしては、この刑事コンビの会話が不思議とツボだった(笑)
【今週のツッコミ】
・今の60代は若頭にもなれるそうな(苦笑)
今ではほとんど作られなくなった任侠映画ですが
こうしてみると、若手俳優から、顔だけで相手を威圧させる
そんなひとって、もういないのだろうか。
・そういえば『任侠ヘルパー!』の草𦿶くんが居ましたっけ(笑)
・女っ気なし!これがむしろ潔かったのかもしれない(笑)
・前作で、こんなの(カッター)で指詰められるか!だったのが
兄弟になった途端、指食いちぎりましたからね^^;
あれにはビックリ!最初上唇でも引き千切ったと思っちゃいました。
---------------------------------------------------
監督:北野武
脚本:北野武
撮影:柳島克己
音楽:鈴木慶一
出演:ビートたけし/西田敏行/三浦友和/加瀬亮/中野英雄/
小日向文世/塩見三省/中尾彬/神山繁
『アウトレイジ ビヨンド』
バッティングセンターの新しい利用方法とは(笑)
見た目で言えば、あれは球速130キロってところでしょうか。
数十球も顔面で受ければ、そういうことになりますかね~(苦笑)
毎回、斬新な殺しの手口を考えてくる北野監督に拍手です。
◇
熾烈な下克上を制して加藤が関東一円を取り仕切る
巨大ヤクザ組織“山王会”のトップに上り詰めてから5年。
加藤は大友組の金庫番だった石原を若頭に抜擢し、
その勢力をさらに拡大させていた。
しかし内部では、若手を重用する加藤に
古参幹部の不満がくすぶり始めていた。
そこに目を付けたマル暴の刑事・片岡は、
山王会の古参幹部を関西の巨大暴力団“花菱会”に引き合わせ、
均衡を保っていた2大勢力に揺さぶりを掛ける。
その一方で、片岡自ら噂を広めて
獄中で死んだことになっていた大友を仮出所させる。
そして足を洗おうと考えていた大友を再び
抗争の渦中へと巻き込んでいくのだが…。
<allcinema>
◇
小さな裏切りから大きな裏切りまで
そして、やられたらキッチリ報復をする日本の裏社会を
北野流エンタメでしっかり魅せてくれます。
ストーリーは前作からの流れを忠実に描いていて
展開もまったくダレるところがなく、最後まで惹き込まれました。
今回、前作で悲惨な殺されかたをした椎名桔平不在が惜しいところ。
それでも、新キャラとして登場していたハマちゃんや塩見さんの
なりきり振りに嬉しくなったり(笑)
特に塩見さんに関しては、強面から出るドスの利いた台詞など
70年代を席巻した深作映画『仁義なき戦い!』シリーズの
常連俳優顔負けの存在感となっていた。
最近の裏組織もシノギ(資金源)のため先端ITやファイナンスという
金融経済学をも必須らしい(苦笑)
「これが分かんね~者は、知ってる子分(部下)から学べ!」
って、さすがにそれは無理でしょう!
思ったのは、これは言い出しっぺの山王会若頭・石原が
人材育成セミナーを開くべきでしょうね(爆)
本作で最もアドレナリンが噴出したのは
木村と大友が花菱会の若頭・西野と中田と対峙するところ。
予告編でも流れてますが、あそこに前後するストーリーが
しっかりしてるので、観てて血圧上がりっぱなしでした(笑)
そして、最もウルっときたのは誠実な木村のキャラですかね。
大友の破門条件を突きつけられたときの演技は
男の友情・絆を強く感じました。
裏社会の2大勢力を裏から密かに操作しようとする
マル暴担当刑事・片岡(小日向文世)が陰の主役にもみえるし
片岡の後輩で相棒の刑事の存在もストーリーに幅を持たせた印象です。
ワタシとしては、この刑事コンビの会話が不思議とツボだった(笑)
【今週のツッコミ】
・今の60代は若頭にもなれるそうな(苦笑)
今ではほとんど作られなくなった任侠映画ですが
こうしてみると、若手俳優から、顔だけで相手を威圧させる
そんなひとって、もういないのだろうか。
・そういえば『任侠ヘルパー!』の草𦿶くんが居ましたっけ(笑)
・女っ気なし!これがむしろ潔かったのかもしれない(笑)
・前作で、こんなの(カッター)で指詰められるか!だったのが
兄弟になった途端、指食いちぎりましたからね^^;
あれにはビックリ!最初上唇でも引き千切ったと思っちゃいました。
---------------------------------------------------
監督:北野武
脚本:北野武
撮影:柳島克己
音楽:鈴木慶一
出演:ビートたけし/西田敏行/三浦友和/加瀬亮/中野英雄/
小日向文世/塩見三省/中尾彬/神山繁
『アウトレイジ ビヨンド』
さて、11/23に封切りのイーストウッド&エイミー・アダムスの「人生特等席」が待ち遠しいです。
エイミーは新スーパーマンにロイス役で出てるとかネットに書いてあったのでこれまた楽しみです。
たった今、BSジャパンで前作のテレビ放送観終わりました(笑)
本作はしっかりと話が繋がっていたんだな~と思った次第です。
>11/23に封切りのイーストウッド&エイミー・アダムスの「人生特等席」が待ち遠しいです。
イーストウッド自身、4年ぶりの主演とかいってますね。
監督は愛弟子が務めるのでしょうか。
どちらにしても、彼の色は受け継がれると思うので楽しみです。
小日向さん、最後はちょっと油断し過ぎましたねぇ。。
舟木さんって元ボディガードから出世したことを茶化されてましたね。
あれだけいろんな方法で殺害されていくと誰がどのようになってたか忘れそうです^^;
ドリルを突っ込まれてた彼だったかな。
ちなみにそこでモンキー握って「忘れんな!」なんて言ってほしかったです^^;
>小日向さん、最後はちょっと油断し過ぎましたねぇ。。
彼に翻弄された物語りでしたね。
彼亡き後、次回作はこれでなくなった感じで淋しいです。
加藤のやり方で 昔からの古参幹部たちは 新参の石原に冷遇されても なんとも思わず ないがしろにし過ぎたのが かえって 組の結束が弱くなったことが 三王会が衰退のきっかけだったようにもおもえました。
花菱会(関西)で 神山繁さん演じた会長 重鎮ならではの 心理掌握話術が 巧みでした。 敵の組の古参幹部が協力してきたってコトは 三王会は "結束力が弱くなっとるわ"と 見抜いて あざ笑ってたに違いない。
加藤にも
「一度人を裏切ったやつは 何回でも裏切りよる」
こう言って 加藤は疑心暗鬼にさせ・・・むろん 石原や他の幹部組員は おそらく今後やってただろうし、言うとおりなのでしょうが・・・
自分も前会長の関内を射殺した経緯があるため とうぜん組員を信用ができなくなる・・・
この一言で 完全に バラバラになった三王会の結束は元通りに戻らなくなったと見ていいでしょうし。
>バッティングセンターの新しい利用方法とは(笑)
ボクもムカつくヤツが いたら バッティングセンターに 連れて行こうかな^^
>そして、最もウルっときたのは誠実な木村のキャラですかね。
大友の破門条件を突きつけられたときの演技は
男の友情・絆を強く感じました。
組がつぶれた者同士で結束した大友と木村。
奇妙な結束でしたが おたがいわだかまりが なくなってたので ほんのちょっぴりの"美しさ"を感じました。
最も下劣な男は なんといっても 小日向文世さん演じたマル暴の片岡でしたね・・・こいつには 下劣すぎて ムカムカです。
全員悪役!とはなんとも興味深いフレーズでした(笑)
続編でもっとも悪い奴が判明し最後のあのシーンとなったのでしょう。
しかし、前作もそうでしたが、彼の死体は写さなかったことで
またまた次回作あるんじゃないかと密かに期待なんかしています。
>・前作で、こんなの(カッター)で指詰められるか!だったのが
兄弟になった途端、指食いちぎりましたからね^^;
あれにはビックリ!最初上唇でも引き千切ったと思っちゃいました。
前作では 木村は村瀬組若頭の立場にあり、”チンケ”なプライドがあったからですね。
が 今作の木村は三王会を潰したい強い思いがあり
花菱の杯を得るため 若頭ともめた大友をなだめるため機転きかせて "覚悟"をみせて ことなきを得た。
前会長のボディーガードから幹部にと異例の出世した舟木。かちこみにきた木村の子分の若いふたりをむごたらしく殺して返り討ちにしたことで すさまじい怒りを噴出した木村。
とうぜん木村はそんな舟木を見逃すほど甘くなく報復で 大友と一緒に拷問をし 加藤の秘密を暴かせた あげく殺害。
>やられたらキッチリ報復をする日本の裏社会を
北野流エンタメでしっかり魅せてくれます。
じゃあボクも 学生時代いじめにあった恨みがあるから 御礼参りとして 野球のバット片手に殴りこみしてもいいのでしょうか?
>彼の死体は写さなかったことで
またまた次回作あるんじゃないかと密かに期待なんかしています。
友達と ビヨンドを映画館で見に行ったのですが、友達は
「これ、まだ 続編あるんじゃねえのか?」って言ってましたよ。あれば また見に行きたいです。
この映画は人間の本質というか本能にまかせて行動させることでエンタメ性が上がる(?)というところでしょうか。
報復は正義かそうでないかを判断するのは難しいです。
やっぱり、これって続編ありそうですよね(笑)