『風の中のマリア』百田尚樹著
『永遠の0』の著者百田さんの本です。
『永遠の0』を読んで、すごく良くて、泣けたので、
本屋さんで、推薦されてた『海賊と呼ばれた男』も思わず買って読んだら、
それなりにすごいなとは思ったのですが、
私はあんまり商業的なことには興味がないのかな~~って
気が付いた本となりました。
なので、百田さん2冊目は私にはいまいちだったので、
もう読まないかなと思っていたのですが、
お正月に福岡であった旦那友人ゴルフコンペの後の飲み会で、
お友達のおひとりが面白かったと言われていたので、
『風の中のマリア』読んでみました。
いや~~、すごく面白かった~~~!
「全編蜂の話だけどよかったですよ」と言われていたのですが、
ほんとに全編蜂の話。
それも、悪名高きオオスズメバチのハンター、マリアの一生。
なんだそりゃって感じなんだけど、
百田さんのストーリーテラーとしての上手さのおかげか、
マリアにとても引き付けられます。
マリアの目からオオスズメバチや昆虫の世界を体験しながら、
蜂の生態、昆虫の生態、蜂社会の構造、
そして、なぜ働き蜂は自分の子供ではない同じ巣の幼虫を
一所懸命育てるのかという、DNA的解説まで盛り込みながら、
ストーリーとしても面白く、感動してしまいましたww
たった30日の一生なんだけど、
生きるとはなにか、ということまで考えさせられてしまうという・・
蜂の話なんだけど、最後に涙が出てしまいました。
びっくりでした!
百田さん、面白い作家だなと思った一冊でした。
なので、百田さんの他の本も読んでみようかと思いますが、
多彩なテーマで書いているようなので、
きっとテーマに興味が持てないものだと、
共感度が下がるのかなとも思います(『海賊と呼ばれた男』みたいに)
自分の興味がどこにあるかが、よくわかるかもしれませんね。
お友達のおかげで、面白い本を読むことができて、
ありがたかったな~~。
私がその日にご紹介した『昨日のカレー、明日のパン』と
『寄生虫図鑑』はどうだったかしら?
ちょっとマニアックだったかな~~(笑)
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