ミケマル的 本の虫な日々

マイ本屋

 
 ちょっと前のブログに書いたピーターキャット(村上春樹氏がやっていたジャズバー)関連で、近くにある千駄ヶ谷の本屋さんのことを思いだしました。

 千駄ヶ谷に住んでいた小学校高学年から大学生くらいまで、鳩森神社のそばの商店街の中の小さな本屋さんが、私のマイ本屋でした。特に中学高校の時には千駄ヶ谷の駅から自宅までの通学路の間にあったので、部活の帰りに週に何回も、立ち読みしたり、たまに本を買ったりしていました。当時はやっていた「ベルサイユの薔薇」も「エースを狙え」も全部この本屋さんで立ち読みしました(すみません)。文庫本も買っていたから許してね、おじさん
 
 この本屋さんで買った本は「出合ってよかった本」の確率が結構高かったのですよ。当時文庫本しか買えなかったのだけれども。狭いお店だったので多くの本は並べられない中で、独自の基準で選んだ本が並べてあったのだろうな(結構いろんな本が混沌としていたような)。当時はそんな事は考えてなくて、ただ並んでいる本の中から気に入った本を選んで、何回も考えてから買っていたんだけれども。
 
 今でもこの本屋さんは、あのころと同じおじさんがやっていて、たまに帰った時によると、今でも独自の品揃えだなと思います(昔の混沌とした感じよりも秩序だっているようですが)。というよりも、私の本の趣味は、この本屋のおじさんによって形成されたのかもしれまない疑惑が・・・ おじさんと個人的に話したことはないのだけれど、今度寄った時にどんな基準で本を選んでいるのか聞いてみようかな。

 休日などには、渋谷の三省堂にもけっこうよく行っていました。まだ、渋谷が若者の街?になっていないころですが・・・ 三省堂には、いろいろなジャンルの本がなんでもある(当時の私にはそう思えた)ワンダーランド的な楽しみがありました。その後は新宿東口の紀伊国屋も  

 今は東京に行くと新宿南口の紀伊国屋書店に行くのが定番コースですが、紀伊国屋をマイ本屋というのはちょっと遠慮してしまいますね。ましてや山口の本屋さんはチェーンの中規模書店ばかりなので、ちょっと違うかな。若い頃に、毎日でも行けるマイ本屋があったのは、もしかしたらとっても幸せなことだったのかもしれません

 しかし、そのせいで、今でも本屋通いがやめられず、ふらふらと本屋さんに行ってしまい、うろうろと本を物色してしまい、気になる何冊かを手にとってしまい、その中でこれは今欲しいと思ってしまい、(本は一期一会だといい訳しつつ)ついつい買ってしまうということに・・・ やれやれ。

 いまでも、本屋さんはある意味ワンダーランドであり、ある意味鬼門でもあります。出てくる時にはお財布の中身が減っているという意味で・・・ たぶん、人によってはコンビニやデパートやブティックや趣味の店など、それぞれワンダーランドおよび鬼門があるんだろうな。そういえば、私には美味しいパン屋さんも鬼門です。お財布の中身が減るだけでなく、体重が増えるというおまけつきですから 

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