『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』
ガブリエル・セヴィン 池田真紀子訳
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ネットのどこかでお勧めされた本
ネットでお勧めされてアマゾンさんに注文すると、読む頃にはどこで見つけたかわからなくなってしまうのでした。
どうなのかな?と半分疑いつつ読んだけど、いい本でした。
主役はゲームを造る二人の天才サムとセイディー。
そしてその二人の才能を愛してサポートするマークス。
ゲームを造るというのはただ技術だけでなく、芸術的音楽的感性、物語の知識、それを盛り込むセンス、自分の内面、一緒に作っていくメンバーとの切磋琢磨、などなどが必要ということ。
ゲームを造る産みの苦しみと喜び、ゲームがヒットするか愛されるかという葛藤。
3人の人間模様が青春、それも天才の青春。
ゲームをめぐるお話で、ちょっとだけ知ってるものも出てきました。
シェイクスピアや指輪物語などのことも。
ゲームを造るお話とも言えれるけど、二人の天才のバックボーンと紆余曲折が深い物語になっていて、読み終わった余韻がしみじみとするいいお話でした。
ゲームが好きな人にはさらに面白いと思うけれど、少しだけゲームをしたことがある私にも十分面白かった。
この二人が作ったゲームが面白そうで、してみたい!と思いました。
この本の題名がどこから来たのかというのも、お話の途中でわかります。
それもなんか良かったな〜。
久しぶりにゲームしたくなったけど、長いゲームを楽しむ集中力が無くなっている気がする今日この頃です。