スケオタはみんな知ってる事ですが、このブログで全日本、全日本と、何度も言っている理由を書こうと思います。
フィギュアグランプリシリーズ ロシア大会が終わりました。
中国杯に続けての連続出場になった宮原知子ちゃんは4位でした。
疲れがあったのかもしれませんが、ジャンプが不調で、回転不足だけでなく、珍しく失敗ジャンプもあり、点数が伸びませんでした。
しかし、フリーのシンドラーのリスト、そしてエキジビションもとても美しかったです。
中国大会2位、ロシア大会4位、の結果だったので5年連続のグランプリファイナル進出は難しくなったかな。
宇野昌磨君もそうですが、グランプリファイナルに出られないということは、残念だけれども、全日本選手権の準備がゆっくりできるという点は良かったかなとも思います。
日本では、グランプリシリーズやグランプリファイナルが重要試合として取り上げられますが、グランプリシリーズは歴史的には新しいものです。
フィギュアの試合でオリンピックに次ぐ権威があるのは世界選手権です。世界王者、世界女王と言われるのは、世界選手権(W杯)で優勝した選手なのが、それを良く示しています。
そして、その世界選手権や四大陸選手権への派遣選手を決めるのは基本的には全日本選手権です。グランプリファイナルの結果やワールドスタンディングという世界的な選手の順位も参考にされるけれど、全日本選手権の結果が一番重要視されているわけです。
次のシーズンの他の世界の試合への派遣などにも全日本選手権の結果で多くは決まります。
なので、トップ選手は全日本選手権で表彰台に上がることが世界選手権への必須条件になってくるので、本当に重要です。
全日本はトップ選手にとっては優勝や表彰台に上がる事が目標。
地方大会から勝ち上がってきた選手にとっては全日本に出場する事自体を目標としてきたので、晴れの舞台。
その中間の選手は上位に食い込む事が、次のシーズンの世界大会派遣などのステップになる試合。
なので、それぞれの選手達がそれぞれの思いでそれぞれのドラマを持って挑む全日本は毎年一番熱い戦いになって、選手も一番緊張するといいます。
グランプリファイナルから全日本は結構日程が近いので、グランプリファイナルにでた選手はハードスケジュールになります。
今期は久しぶりに全日本まで時間ができた昌磨君と知子ちゃんはその時間を有効に使って、いいコンデイションで全日本に出て欲しいなと思います。
そして、何より大ちゃんの最後のシングルとなる試合でもあるので、大ちゃんもいいコンディションで全日本を迎えて欲しいなと切実に願っています。
残念ながら男子フリーのチケットはまだないけど、どうしても取れなかったら、お家アリーナで応援しま〜〜〜す。。。