出だしはイマイチ面白いとは感じないのだけれど、読み出すと止まらないというパターンは他の村上小説と同様でした。『海辺のカフカ』を読んだ後だったので、ちょっとかすんでしまった感じだけれど、やっぱり引き付けるものがある。たぶん村上さんの長編はこれで全部読んだことになると思います。
スプートニクに乗ったライカ犬の話は有名で、孤独の象徴のようだけれど、ここでもそのような意味で使われているのでしょうか。以前観た『My life as a dog』という映画の中で、主人公の少年が自分の境遇を、あの宇宙船に乗って帰ってこられなかったライカ犬よりは自分の方が幸せと言い聞かせている場面がありました。ここでも、孤独の象徴として描かれていました。動物の話に弱い私としては、ライカ犬の話もこの少年の話も
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村上さんの小説は???という部分が多いのだけど、非日常な部分に対する違和感をあまり感じさせないで、妙に納得させられてしまうところが不思議。でも、あまりに???なので、なんだったの
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