こんばんは、安井ふみです。
50代独男です。
今日の夕方暗くなってから、買い物に出掛けた話です。
今日が三月三日であることも、昨日のYahooニュースか何かで『どこかのお宅の猫がしれーと立派なひな壇の最上階で男雛と女雛の隣に茶トラの猫が座っている』面白画像とそのニュースページを見て、「あぁ、雛祭りなんだな」とはわかってはいつつ、
今日がその『雛祭り』であることを知ったのは、少し遠くのスーパーのお寿司コーナーで見つけたこの『ひなちらし寿司』。
そうそう、今日は雛祭りだったんだと気づく私。
『150円引き』とは、つい前のめりになる私。(エビたくさんとはタウリンたくさん)
しかも今日は、このスーパーでは月曜はほとんどの商品が10％引きになっています。そしてこのお寿司のようにこの18時半という時間帯、様々な総菜やお寿司、弁当等に割引シールが貼られています。このお寿司なら定価から150円引きから更に10％引き、とんでもないです。
それでもそもそも、私の今晩の買い物は、ご飯もあるので冷凍餃子でも焼いて食べようと軽く考えていたのに、『150円引き』からの更に10％引きに負けない華やかな存在感!(「いやあんたさっき、割引きシールに前のねりしてたやん」って蒸し返さないで…)
この『ひなちらし寿司』、まだ5つほど残っていて『たとえ雛祭り当日でも魅力無し商品なんだ！』となんとか買わない言い訳を見つけようとしつつ、ふと他のこの『ひなちらし寿司』を見てみるとなんと値引きシールは貼られてない。
これだけ調理時間が他の商品より一足早めだから、賞味期限も何時間か前になっていて一足早めに割引シールを貼られているのか？と推理して他の『ひなちらし寿司』のを見ても賞味期限が同じ『２５.３.４AM2時』。
それを知って有無も言わずカゴに入れる私。
でも、雛祭り用のお寿司がこれだけ割引とは何となく違和感もあり、『誰かが他の商品から割引シールを取ってこれに貼ったもののの買うのをよしたのではないか』とも疑うも、他の別のお寿司も割引シールが貼られているし。と言うかこの『ひなちらし寿司』だけが５つと、他より売れ残っている感があるので『数減らし』の割引シールと納得しました。
しかししかし私…他にも何か買う物がないか店内を見て廻っている内に、最初の目的に立ち返り『やっぱり今日の夕飯用にご飯はあるし、餃子で済まそうとしていたのがこれではちょっと予算オーバーだな。
雛祭りも全く私には関係ないし』と考え直し、
やめようとお寿司コーナーに戻しに行ったら、そこにはおばあさんを連れている年齢高めの家族がちょうどその残った『ひなちらし寿司』のところで迷っている場面と遭遇してしまうのです…。
そこで私の心の声がいきなり“これはワシの物じゃ～、これはワシが買うんじゃ～、誰にも渡さん〜”と鳴り響き、女の子の祭りの日に全くふさわしくないキャラが私に取って代わって現れて、その場を去りましたとさ。
その後ふと買い物からの帰り道、さっき寿司コーナーに芥川龍之介の『蜘蛛の糸』に登場するお釈迦様がいて、私を試して『150円割引きシール』を貼ったのなら、
雛飾りからしてまるで一組のカップルをみんなで祝っているような華やかな雛祭りの日当日に、独身男が一人何だかさもしい気持ち全開でいた私をさぞ嘲笑っておいででしょう。
性格がねじ曲がっているから、「ああ得した！」とだけではシンプルに思えない私。そしてこうしてちゃっかりブログネタにしている私。
お釈迦様、どうぞ笑って下され。
そう、笑う門には福が来ますわ。
きっと私にもおこぼれ福が来ますわ。
何だか節分みたいですね…。
えっ？そんなくだらない話よりもう少し、主役の『ひなちらし寿司』を見せてほしい？？
こんな感じです。
割引きシールの貼り方に悪意を感じはしないのはこの店はいつもこの時間の割引きシールは男の子が貼っているから。
でもこの写真のようなリアルな透明フィルムへの桃の花の印刷物は、ふたの裏側に静電気でくっついていたのではずして、改めて中身と一緒に記念撮影。
いやーすっかり春っぽくなりました。ちらし寿司だけですけど。
最後まで長文にお付き合いいただきありがとうございます。
