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どうぶつ大好きで、特にネコ科♡普段書くことは大体好きなモノについて。あと人間関係、日々の呟き等々、内容は雑食系です笑

ナリタブライアンへ

2020-06-04 12:28:00 | 日記





90年代、ひたすら駆け抜けた競走馬の話です。

彼(馬)は私のFirst Heroでした。


当時、家の中ではラジオとかTVで競馬中継が土日はずっと流れてて
競走馬の名前を自然と覚えるような環境でした。

その中でも今も尚、強く記憶に残っているのが

ナリタブライアン


幼児の私にも特別なお馬さんだということが伝わってきました。

家にポスター貼ってあるしww

それに、白いモコモコ(シャドウロール)をいつも付けていたので、可愛い…
なんて思ってたんです。


シャドウロールが何なのか知りもせず…


ナゼ、彼について書こうかと思ったかって
家族にもらったカレンダーの6月の表紙がナリタブライアンだったんですね。

5月最後の日の夜中です。

あぁ〜懐かしい。。
名馬カレンダーだから、そりゃ載ってるよね。
やっぱシャドウロールしてるわ

なんてじっくり見てたんです。

紹介文も添えてあって。

読んだ。


どぴかーん

雷に打たれたごとく(笑)へたり込みました。


当時、彼はシャドウロールの怪物と呼ばれていたようなんです。

それは初めて聞いたなぁ〜
でもやっぱりいつも付けてたからかぁ

なんて思って、成績とかいかに彼が強かったか再確認してました。

最後


○10年ぶりの三冠馬(当時はシンボリルドルフ以来だったんだって)
世代に恵まれていた訳ではなかった(凌ぎを削るライバルが沢山いた)
○歴代最強馬と名高い


それとは裏腹にシャドウロールを付けていた理由は、自らの影にも怯える臆病さだった。


え⁉️


ん⁉️


うそ‼️‼️


シャドウロールって、前に映る自分の影にお馬さんがビックリしたり、怯えないように付けるものだったんですよ←

可愛いモコモコの飾りだと思っていた当時の私…ww


てか、え、まって、あのナリタブライアンが自分の影に怯えてパニクる❓


絶対的な存在だったmy First Heroは
メチャクチャ強くて、けどかなり臆病なお馬さんだった。


強さと弱さは共存する


一気に親しみを感じました笑

そして愛おしいなとも思った。

レースが近づくと気配を感じ取って、ワァー!!って興奮状態が収まらなかったそうです。

サラブレッドは近親交配を繰り返してきた種なので、元々普通のお馬さんより
気性が荒いというか、敏感で繊細です。


そういうお馬さんは、メンコ(競走馬が顔に付けるマスク)とかシャドウロールを装着します。
メンコは音や視界に入ってくるモノを遮る効果があります。
(ちなみにアーモンドアイちゃんも両方付けています。特に理由はないけれど、ずっと付けているからだそうです笑)

ナリタブライアンは、デビュー前から頭角を表していたようで、複数のお馬さん達と坂を何度も登り下りさせても、彼だけ呼吸が全く乱れていなかったそうです。

しかし、水溜りに映った自分に驚いて
乗っていた人を振り落とした

なんてエピソードも。

だから、圧倒的な強さを持っていても
レースで自分の影にパニクって本来の実力を出せない

ので、シャドウロールをレース時は常に付けるようになった。

😭😭😭😭😭

ビックリするよね。
でもメッチャ頑張ったんだね。


レースって1キロちょい〜3キロを大体10〜20頭弱で走らせます。

ペース配分はありますが、GⅠで拮抗するライバル馬がいると、全力疾走です。

心臓に相当な負担がかかります。
馬体はギリギリの状態です。

走ってる途中に発作を起こして亡くなる仔もいます。

ナリタブライアンは、緊張や興奮状態に慣れさせる為(?) ←調教師の言い分です。

その命がけなレースにガンガン出されたとのこと。
4ヶ月間で7レース。

当時ですら、滅茶苦茶なハイペースです。



既にダービーも勝って三冠。二年連続年度代表馬、GⅠ五連勝、JRA3歳・4歳最優秀牡馬に選ばれる


まだ5才だった
右股関節炎を発症。

それでも調教師(大久保)はGⅠレースにガンガン出した
この時点で、カムバックは難しいという声も出ていました。

そして、股関節炎発症。

休養を取らせながらも、やっぱりガンガンレースに出させる調教師大久保←

デビュー当初より、マスコミや競馬評論家たちは無茶苦茶に出走させる大久保に疑問の声を上げたり、批判を繰り返していました。

大久保は全く聞く耳持たなかったそうです。(批判されると取材拒否)


そして、6才

屈腱炎発症・引退

所属牧場のオーナーが引退を決めても尚、
大久保は「まだブライアンは走れる」と話していたそうです。


彼は、強かった。
持って生まれた逞しい肉体に、しなやかな筋肉。
柔らかい背中、敏捷性。 白いモコモコ

私のHero‼️


彼の気性を理由に初めからドチャクソハイペースでレースに出しまくった大久保(呼び捨てw)や、それを通してしまった牧場経営者、関係者のおかげで5才で故障し、そこで引退させるべきだったのに、、

大久保の暴走とブライアンへの異常な執着←wで、完全に彼の身体は壊れた。

と、私はWikipediaを読みながら思いました←

引退後は、種牡馬となってまたガンガン稼ごうと牧場経営者たちは目論んでいた感じでしたが、、、


8才で疝痛(馬に多い内臓疾患)を繰り返し、
腸閉塞に。
開腹手術をして一時回復するも

再度疝痛を発症  胃破裂
それでもまた開腹手術をしました。

手遅れだと分かり、安楽死。


私のFirst Heroは凄まじい死に方をしていた‼️

ショッキングでした。


ちなみに、元調教師の大久保氏は現在84才存命←

へぇ〜

へぇ〜


大久保氏の言動やローテーションの組み方を見ていると、動物に対するrespectが全く感じられない

金儲けの道具ですか?

そして、自らのプライドや名声、エゴを満たす為に彼の気性や身体、体調を軽視して使ってた。

そんな風に私は見えます。


前も書きましたが、

馬は人を乗せる為に生まれてきたんじゃない。

人間の金儲けとエゴの為に作り出されたサラブレッド

確かに、美しい。

美しいけれど哀しい。


レース前や本番は緊張や興奮が強かったナリタブライアン。

生まれ育った牧場にいる時は、とても穏やかで優しいお顔になっていたそうです。



今の競走馬と比較すると、当時のブライアンはとても大きく見えます。


2005年だったかな…?
ディープインパクト1強って感じでしたね。
(ハーツクライに負けたけど)

私は競馬とはかなり距離を置いていました。
興味もなかった。


当時、いじめで自死した中学生の男の子が
「生まれ変わったらディープインパクトのように強くなりたい」

と遺書に書いていたそうです。

その時は、馬かぁ!!とちょっと驚きましたが、きっとその子はサラブレッド(競走馬)が好きだったんだろうな🐎

レースも見ていたんだろうなぁ。

ディープインパクトに憧れてたのかな…
なんて、想像してました。




あの子は、ナリタブライアンを知っていただろうか。

シャドウロールの怪物と言われた

自分の影にも怯えた最強の馬のことを。


もし、知っていたら

弱くても強くなれる

臆病でもHeroになれるってこと

そしたら、考え直してくれたかな…

なんて、カレンダーを見て同時に思いました。


最後に

私のFirst Heroへ

もうとっくに何かに生まれ変わっているかも知れないけど、

絶対に今度は競走馬じゃなくて、自由に走り回れる、穏やかで健やかな生を全うできますように。

私に、強さと弱さを教えてくれて
ありがとう。

本当にありがとう。

尊敬しています。
今も大好きです。


三冠達成の第55回菊花賞
(この後ダービーで連勝します)

真っ白なシャドウロールが泥だらけ😭😭
後半の追い上げが尋常ではありません。
圧倒的な力強さです。

ちなみに64年ぶりに牝馬でダービー制覇した
ウオッカも


やはり、この仔も大きい。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (marurobo36)
2020-06-04 11:00:14
ナリタブライアンへの 競走馬への愛を凄く感じる
そんなブログ記事でした。
良い気持ちにさせて頂きました。感謝!!
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Unknown (Unknown)
2020-06-04 12:42:38
@marurobo36 さん
彼の凄まじい馬力レースと、ウオッカ という牝馬のレースのリンク貼りました。
お時間あったら、見てみて下さい🐎🐎💨
返信する
Unknown (marurobo36)
2020-06-04 13:57:55
ナリタブライアン 圧倒的ッスねぇ~!!
返信する
Unknown (marurobo36)
2020-06-04 20:06:16
女性強し!!
結果わかってても見入ってしまいますね。。。
返信する
Unknown (Unknown)
2020-06-04 22:19:26
本命には入ってない感じでしたからね…
ウオッカ は男馬並みです😱
ぜひ一目会いたかったのですが、昨年の4月に亡くなってしまいました😭 無念‼️
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