テン・テン・ツク・ポン・テケ・テン・テン・テケ・ツク・ポン
講談 『無策の策』
エヘン、年は0羽ではない令和ニ年如月、(パパン!)
大寒は過ぎ、節分、立春が過ぎたとはいえ、
まだ寒さは続く列島に、突如として現れた
得体の知れないウィルス、人呼んで新型コロナと言う。(パン!)
どこから湧いてきたのか?天から降ってきたのか?
聞くところによると、なんでも隣の国の武漢というところから
来たということで、感染力はすざましく、死亡者も出てる。
いずこの国も人の出入りは厳重チェック、都市を丸ごと封鎖してる国
まである。
然るに、(パン!) 日本は甘い。横浜港に入港したクルーズ船は
ウィルス漬け!(パパン!)
要はどうしてよいのやら、わからないのだ。(無知)
わからないからモタモタしている。(無策)
あまつさえ、各都市ではマラソン大会まで開催した。(パパン!)
これには世界が驚いた!
中国のネット民たちは「日本は、もう終わりだ」と湧いた。
だが我が国の厚生労働大臣という立派な肩書きの人物は
慌てず騒がず、(パン!)
国民の免疫力がウィルスに勝つことを願っている。(パパン!)
一巻の終わり