沖縄・台湾友の会

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「大きな行動」に出るとイエーレン次期財務長官が発言    バイデン次期政権の閣僚指名承認を決める公聴会、上院で始まる

2021-01-20 09:59:46 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)1月20日(水曜日)
通巻第6770号
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 「大きな行動」に出るとイエーレン次期財務長官が発言
   バイデン次期政権の閣僚指名承認を決める公聴会、上院で始まる
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1月19日に米上院財政委員会はバイデンから次期財務長官に指名されたイエーレン(前FRB議長)の承認公聴会を開いた。この席でイエーレン時期財務長官は「大きな行動を取る」と発言した。

 いったい、何が「大きな行動」なのか?
 女史は追加の新型コロナウイルス対策でバイデンが表明している200兆円のばらまきが「大きな行動」として前向きに評価したらしく、「債務拡大につながっても恩恵は代償を上回る」と赤字拡大に前向きだ。
未曽有の危機に緊縮財政とかバランスシートとかの議論はワシントンからも消えていることに注意した。

 「米国民が新型コロナ感染拡大の影響に耐えられるよう財政面で積極支援をなし、米経済を再構築することが、「多くの人が恩恵を受けられる繁栄を実現できる」とするのが、イエーレンの新しい立場だ。
 「金利が歴史的な低水準にある」という市場の現況から判断して、次の「大きな行動に出ることが最も賢明」としたうえで、為替市場に関してはドルの乱発予測から、ドル安に傾斜しているが、為替の見通しに関してイエーレンは特別な示唆をしなった。

 イエーレン次期財務長官は、「中国は明らかに米国の最も重要な戦略上の競争相手であり、中国の「不平等で不法な」慣習に対応していく」。

 同じ日に共和党上院のボス、ミッチ・マコーネルは「首都の混乱、支持者らの議事堂乱入はトランプ大統領が挑発したのだ」と発言し、共和党支持者を呆れさせた。
マコーネルはトランプ政権のときも、与党の指導者にありながら、与党分裂を助長する発言を繰り返したが、あげくにとらんぷ弾劾の動きにも背後で推進しており、この民主党になびくような姿勢は問題視されている。
或る評論家は「彼はあたかも自民党における二階某のような存在」という。