沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

パキスタン外相が周辺四カ国を訪問。世俗イスラム国家群のタリバン観   平和と安寧が周辺イスラム国家を裨益させる(クエレ外相)

2021-09-01 10:50:39 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)8月29日(日曜日)
通巻第7031号
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 パキスタン外相が周辺四カ国を訪問。世俗イスラム国家群のタリバン観
  平和と安寧が周辺イスラム国家を裨益させる(クエレ外相)
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 クエレ・パキスタン外相が周辺四カ国(タジキスタン、カザフスタン、ウズベキスタン、イラン)を歴訪し、タリバン以後を協議していた。クエレ自身がパキスタンの有力紙「ドーン」とのインタビューで答えた。
 四ケ国のうち、イランを除き、いずれもが世俗イスラム国家であり、原理主義過激派の台頭を好ましい現象とはみていない。中国の上海協力機構のメンバーとして過去にも、アフガニスタンからの過激派の動向を監視していた。

 クエレ外相は「とはいえ、アフガニスタンを孤立化されることは有害(Detrimental)だ」と述べた。パキスタンは舞台裏でタリバンと繋がっていることは、国際政治では常識である。

 イランにとってタリバン政権の復活は悦ばしいことかと言えば、複雑である。
 第一にタリバンはスンニ派であり、イランのシーア派のドグマには反対の立場だ。
 第二に米軍の撤退によって生じる力の真空は、中国とロシア同様に、イランにとっても新しい緊張を運ぶことになる。
 第三にイランを敵視するイスラエルとサウジアラビアは、つぎにタリバンを政治的利用しかねない。
 第四にイラン国内にはすでに300万人のアフガン難民がおり、この人々を以後、如何に扱うのかという難題が残されている。

 同時期に米中高級対話の一環として米中軍事高級対話がオンラインで開催された。
 中国人民解放軍は黄雪平・准将が、米国からはミカエルチャズが対話し田。会談の内容は明らかにされていない。
 
 

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2021年8月28日号) *アフガニスタンの泥沼

2021-09-01 10:49:22 | 日記
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2021年8月28日号)
*アフガニスタンの泥沼
 アフガニスタンの情勢はいよいよ泥沼化してきた。26日にカブールの空港のゲート前で自爆テロがあり、米兵13人を含む数十人が死亡した。直後にテロリスト集団IS-Kが犯行声明を出した。米国のバイデン大統領は報復を宣言し、今朝、米軍はテロ計画者をドローンで攻撃して殺害したと発表した。
 宣言通り報復できたとバイデンは喜んでいるかもしれないが、この軍事作戦は戦略的に見て致命的な失敗だ。というのも、この作戦には精密な情報収集網が必要であるのは誰の目にも明らかだからだ。バイデンは米軍のアフガニスタンからの完全撤退を明言したが、これが虚偽であり実は現地に情報部隊が潜在している事を暴露してしまったのだ。

 軍が撤退するにあたって現地に秘密裏に情報網を残しておくことを、残地諜報工作というのだが、このれが明らかになった以上、今後アフガニスタンでは残地諜報者狩りが、しらみつぶしに行われよう。残地諜報網というのは、敵に気付かれていなければ、存続は容易だが、敵にいったん気付かれてしまうと、現地を転々と移動しなくてはならず、同時に外部との連絡経路も常時、確保しておかなくてはならない。
 また、周辺国に軍事基地を維持しなくてはならないから、結局、莫大な人員と予算が必要になる。つまり前号で触れたように、中国の台湾侵攻に備えて中央アジアの戦力を東アジアに転換するという米国の戦略は破綻したのである。

 本日、午後9時から伽藍みーTUBEで、トークライヴを生配信する。本号のテーマや昨今の国際情勢、その他の質問にも気楽な形でお答えするので、お見逃しなく!
 


カブール,ISIS─Kの自爆テロで130名が死亡。米国激怒   タリバン、「彼らは米国と共通の敵。米大使館員は残って欲しい」

2021-09-01 10:48:13 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)8月28日(土曜日)
通巻第7030号
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カブール,ISIS─Kの自爆テロで130名が死亡。米国激怒
  タリバン、「彼らは米国と共通の敵。米大使館員は残って欲しい」
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 8月27日にカブールの空港で起きた自爆テロは多くの死傷者をだして、この余波で自衛隊の邦人脱出計画は白紙に戻った。C130機は邦人一人を乗せてイスタンブールへ戻り待機している。

そもそも駐カブール日本大使館には外務省職員が不在。すでに中東に移動している。このためJICAを中心とする邦人救出と言っても、リストもない。優先順位もないという大混乱。外務省の責任は極めて大きいと言える。

 退避開始から12日間で、およそ10万5000人がアフガニスタンを離れたが、残りの外国人がどれほど居るのか、誰も掌握していない。ホワイトハウスならびにペンタゴンは27日の爆発は一回だけだったと訂正した。そのうえで、「最悪の状況が数日内におこる」と警告を発し、またカブール空港は当面閉鎖された。

 タリバンは意外な声明を出した。
「米国大使館員は残って欲しい」と言い出したと言う。今後の交渉を行うにせよ、誰と話し合えば良いのか。カタール以外の連絡チャンネルが必要とした。

 この自爆テロによって、戦局は大きく変更した、あるいは変更に向かう。
 第一にバイデンは報復を示唆したが、犯行はタリバンの統制が及ばないISIS-K(イスラム国)が引き起こしたとほぼ断定された。
 第二にISは、「タリバンと米国の共通の敵」という位置づけになった。
 第三に米国への嫌がらせのための「自作自演」説が消えた。
 新しい状況のもと、次に何が起きるか?
 


「台湾の声」注目される台湾のクラウドファンディング

2021-09-01 10:46:44 | 日記
「台湾の声」注目される台湾のクラウドファンディング


https://youtu.be/PJE9CgdorJI

 


「台湾の声」注目される台湾のクラウドファンディング


https://youtu.be/PJE9CgdorJI



8月13日に韓国大手クラウドファンディングのSETOWORKSと台湾のZEKZEKが戦略パートナーシップ提携を結んだ。台湾のマーケットは他国と比べると小さいが、世界から注目される理由がある。
 


「台湾の声」一日本人から見た台湾の昭和歌謡(4) 快車小姐

2021-09-01 10:45:32 | 日記
「台湾の声」一日本人から見た台湾の昭和歌謡(4) 快車小姐

一日本人から見た台湾の昭和歌謡(4) 快車小姐(作詞:文夏)/ 汽車

      青山 登

  武漢肺炎の流行のため台湾に行けなくなってストレスがたまっている方が多いと思う。

そんなところに台湾の鉄道の歌を紹介してしまうが、曲はyoutubeなどて聞いていただいて、心ゆくまで台湾旅行を楽しめる日を待ちたいもものです。

快車小姐の元歌は「汽車」である。「今は山中今は浜、いまは鉄橋わたるぞと」で始まる汽車は大和田
愛羅(おおわだ
あいら)の作曲で作詞者は不明とされている。

これに台湾語の歌詞を付けたのが文夏氏で、見事に台湾バージョンに翻案されている。

  以下、歌詞の流れを紹介する。(省略したり意訳した部分があるのでご承知ください。)

1.わたしは、青春真っただ中の鉄道の乗務員

台風だろうと雨だろうと早く起きて勤務について

乗客の皆さんのために美声を聞かせる。

2.遠くに見えるのは村の軒、近くに見えるのはにぎやかな街

あちこち見えるのはとても楽しく

いつのまにか何十里も走っていく。

3.甲車1番席には学生さん、乙車2番席には商人らしい人

丙車3番席には新婚カップル、丁車4番席には私の彼

4.台北を出ると次は新竹、新竹を出ると台中

台中でお昼をとると(駅弁か?)もう台南につく

汽車が高雄についたら私はお嫁に行く

(このあとバックミュージックが結婚行進曲「ワーグナー」になって終了。)

  朝早く起きてまじめに乗務しているはずのお嬢さんの列車に彼氏も乗車していて、高雄につくともう嫁に行くという落ちが笑える。

 2番では日本語の歌詞の雰囲気も活かされているし、そして、台北から高雄まであっという間についてしまうのも面白くよくできた歌詞と思う。

 本当に早く旅行が再開されて、台湾に行きたいと思う。

※台湾の昭和歌謡(4)とありますが、
前回のその(3)は平成30年11月です。孤女的願望(元歌 花笠動中)

早いもので3年も空けてしまいました。



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台湾の声