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「スペースX」は通信サービルをクリミア地域でやめていた マスク「攻撃にスターリンクの使用を許可することは世界にとって大惨事になる」

2023-09-11 23:31:12 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月11日(月曜日)弐
        通巻第7907号 
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「スペースX」は通信サービルをクリミア地域でやめていた
マスク「攻撃にスターリンクの使用を許可することは世界にとって大惨事になる」
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 日本のメディアが重視しない事態がある。いくつもあるが、そのうちの一つが米国のイーロン・マスクが率いる「スペースX」のスターリンクが、ウクライナに提供してきた通信サービルをクリミア地域でやめていることだ。

 2022年1月24日のロシア軍ウクライナ侵攻直後、スターリンクによってウクライナ軍は通信を確保し、緒線で多大な成果をあげた。ロシアの戦車群を駆逐できたのはスペースXの貢献が大きかった。

 しかし、戦況の悪化にともない、イーロン・マスクは、クリミア半島に対するウクライナのドローン攻撃を阻止するため、クリミア半島地域におけるスターリンク衛星インターネットサービスを停止した。この決定前に、アナトリー・アントノフ駐米ロシア大使とマスクが会談していたとワシントンポストが報じた。
 ウクライナ軍がクリミア攻撃の準備を整えているタイミングだった。マスクはロシア大使と面談し「クリミアへの攻撃はモスクワによる核反応につながる可能性がある」とのニュアンスを得た。

 ワシントンポスト(9月8日)によれば、マスクは「攻撃にスターリンクの使用を許可することは世界にとって大惨事になる可能性がある」とし、クリミア海岸から100キロ以内の通信を止めるよう技術者に密かに指示したという。

 ゼレンスキー大統領はマスクの突然の豹変に驚き、再開を強く要請した。「ドローン攻撃は自由を求める闘いにとって不可欠である」とするゼレンスキーに、マスクはスターリンク接続を拒否した。

 ただしマスクはX(旧ツイッター)への投稿で、「スターリンクはクリミア周辺で活動したことはない」とし、「もし私が彼らの要請に同意していたら、スペースX社は明らかに戦争激化という重大な行為に加担したことになる」と主張した。

メドベージェフ元大統領は、マスクを「クリミア攻撃を阻止するための最後の適切な頭脳」だと賞賛したそうな。

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