沖縄・台湾友の会

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本当にSMICは7ナノ半導体を自製できたのか?    インテルでもおぼつかない技術ゆえ、何処から漏れた??

2023-09-12 13:59:05 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月12日(火曜日)
        通巻第7908号 
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 本当にSMICは7ナノ半導体を自製できたのか?
   インテルでもおぼつかない技術ゆえ、何処から漏れた??
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テクノロジー分析で高い評価を得ている「テクインサイト」(TechInsights)の報告書に拠れば、ファーウェイ(華為技術)と中国半導体メーカーのSMIC(中芯国際)は、新発売のスマホに7ナノ半導体を使用しているとした。
https://www.techinsights.com/ja/about-techinsights/overview/newsroom/manufacturing-analysis/industry-releases

本当にSMICは7ナノ半導体を自製できたのか? 米国トップのインテルでもおぼつかない技術ゆえ、何処から漏れたか。誰が主導したのか。
どうやら「14ナノの製造装置を使って7ナノの線幅に挑戦している」(日本経済新聞、9月12日)らしい。

 新発売のファーウェイのスマホ「Mate 60 Pro」にSMIC製造のKirin 9000番台の半導体が搭載されていた。8月29日に「Mate 60 Pro」が販売開始となり、衛星通話が可能な世界初の消費者向けスマホとされたため、すぐに売り切れとなったと中国メディアが報じた。通信速度も5G対応の機種に匹敵するとされたうえ、価格は15万円前後。
 中国の証券アナリストは「Mate 60 Proは年内に550万~600万台、一年後には1200万台になると強気の予測を唱える人もいる。

「Mate 60 Pro」は画質もよく、カメラは5000万画素のズーム、バッテリーは5000mAhで無線充電にも対応できるという。
 かくして真偽が疑わしいSMICの7ナノ技術達成だが、現時点では、それが本当にSMIC製造かどうかまでは追求できていない。

 ファーウェイはこの新型スマホの発売日を意図的にレモンド米国商務長官の訪中に重ねた。中国の産業補助金ならびに中国ファンドがSMICを含む中国半導体企業を支援していることはよく知られる。
そしてアップルのiフォンを中国は使用禁止とした。

 中国は半導体に集中して莫大な補助金を投下し、さらに400億ドルを準備中だが、補助金目当てに群がった詐欺集団HSMCが倒産したように十数万社が補助金を申請し、現在までに生き残っているのは部材メーカーをふくめて150社。大手は14社に絞り込まれていた。

 その中で突出しているのがSMICだ。台湾のTSMCから張汝京が数百人のエンジニアを引き連れて合流したからである。

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