沖縄・台湾友の会

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「台湾のために戦う」と 北野幸伯

2021-12-22 10:31:35 | 日記
わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
       頂門の一2021(令和3年)年 12月22日(水)

「台湾のために戦う」と     北野幸伯 


かつては「タブー」に近い形で扱われていた台湾有事への「軍事介入」で すが、昨今は政府要人が積極的な関与を口にするなど、流れは確実に変わ りつつあります。そこにはどのような力が働いているのでしょうか。今回 の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリス トの北野幸伯さんが、その理由を3つ挙げ各々について解説。さらに台湾 のために戦うことは日本を守ることにも繋がるとし、そう判断する根拠を 記しています。

「台湾のために戦うのは当然」今年日本に起こった根本的変化私たちは 今、「歴史の転換点」にいます。それで、「歴史的事件」が、続々と起 こっている。しかし、流れの中にいると、なかなか「歴史的事件が起こっ ている」ことに気がつきません。たとえば今年7月、麻生さん(当時副首 相)がこんな発言をしました。

「(台湾で)大きな問題が起きると、存立危機事態に関係してきても全く おかしくない。そうなると、日米で一緒に台湾を防衛しなければいけない」

要するに、中国が台湾に侵攻したら、日本はアメリカと一緒に、台湾を守 るために戦うと宣言しているのです。

もう一度書きます。

日本は、台湾を守るために、中国と戦争(戦闘)する。

これ、日本の副総理の言葉です(私がこの言葉をどう思うかは、後述しま す)。

私は、この言葉にも驚きましたが、もっと驚いたのは、政治家、メディ ア、国民の反応です。与党内からも野党からも、麻生発言を批判する声 は、ほとんど聞かれませんでした。「リベラル」といわれるメディアから も、批判の声はほとんど聞こえませんでした。日本国民が大騒ぎした感じ もしません。つまり、政治家もメディアも国民も「台湾有事の際、日本が アメリカと共に、中国と戦うこと」は、「当たり前のこと」として認識し ているということでしょう。
このことに私は、仰天したのです。
一昔前なら
この発言が、たとえば10年前にされていたらどうだったでしょうか?私 は、ものすごい麻生さんバッシングが起こっていたと思います。なぜ?
いわゆる「平和憲法問題」です。憲法9条に何が書いてあるか。

第九条

1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国 権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決 する手段としては、永久にこれを放棄する。

2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持し ない。国の交戦権は、これを認めない。

これを理由にして、自民党リベラル、全野党、国民は大騒ぎしたでしょ う。ところが、「台湾を守るために戦うのだ!」という麻生発言には、リ ベラルの人たちも沈黙している。


 

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