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AC 論説No.883 ヒラリーのスパイゲート事件

2022-02-18 12:01:18 | 日記
AC通信 No.883 (2022/02/17)
AC 論説No.883 ヒラリーのスパイゲート事件

先週2月11日にトランプのロシアゲートでっち上げ事件を調査していたJohn Durham特別顧問が連邦法廷
に提出した報告(ダーハムレポート)でヒラリーがトランプのロシアゲート調査の資金提供者であり、
ヒラリーの選挙顧問だったMichael Sussmann弁護士がインタネットの専門家や会社を雇ってトランプの
「ロシアゲート物語」をでっち上げた。ヒラリーが落選した後もトランプのホワイトハウスとニュー
ヨークにあるトランプタワーのサーバーがロシアの銀行と連携していたという「ロシアゲート物語」を
でっち上げ、更にその資料をFBIやCIAに渡して調査させたと発表した。

ヒラリーがトランプホワイトハウスをスパイしていたのが事実ならニクソンのウォーターゲート事件よ
りはるかに厳重な犯罪事件だが、左翼メディアは今日まで関連情報を報道せず、日本のメディアも報道
していない。ダーハムレポートの発表から1週間経過し、フォックスニュースはじめ多くの新聞社がスパ
イゲートの追加報道をして居る。かなり複雑で錯綜した事件だが時間を追って説明する。

ダーハム(John Durham)特別顧問とは、マラー特別検察官がトランプ疑惑を2年かけて調査したあと、
「ロシア疑惑は民主党のでっち上げで、証拠はなかった」と結論した後でバー(William Barr)司法長官が
「誰がトランプ降ろしの嘘の情報をでっち上げたか、無期限、無制限の調査」をダーハム氏を特別顧問
(Special Councel)として任命したのだった。

バイデンがイカサマ選挙で当選して政権を取ったあと民主党の司法部、FBIやCIAは調査に協力せず、
ダーハム特別顧問の調査は難航していた。しかし去年になってダーハム特別顧問はヒラリーの選挙特別
顧問だったSussmannがPerkin Coie法律事務所との関係についてFBIに嘘をついたことを突き止めて彼を
起訴したあと多くの人を極秘に喚問して新事実がどんどん出てきた。報道によるとダーハム特別顧問は
すでに24人の大陪審予定者をインタビューした。大陪審の結果次第でサスマン氏は起訴される。

ロシアゲートは2016年7月にヒラリーがコイ(Perkins Poie)法律事務所を通じて元MI6諜報員がでっち
上げた「スティール文書」をFBIを使って調査を開始し、遂に国会がモラー特別検察官を任命してトラン
プとロシアの関連を調査させた事件である。ダーハム特別顧問はヒラリーとPerkins Coie法律事務所の関
連を調べて居るうちにSussmannとPerkins Coieの関係がわかって起訴に持ち込んだのである。

Sussmann(サスマン)はヒラリーの選挙事務所の特別相談役だったが、彼はインターネットの専門家や
会社、Mark Eiiasや、Rodney Jaffeyが社長である「Tech Executive-1」(TE-1)と称する会社や大学の学
者、その他多数のハイテク人員を雇ってトランプのアラ探しをしていた。TE-1はインターネットデータ
を収集したあと「トランプのロシア関連の物語」を作成し、サスマンはこれらの陰謀操作に要した資金
をヒラリーに請求していた事実が確認された。

TE-1はトランプとロシアの関連を探すため、当初はニューヨークのトランプタワーとロシアのAlfa銀行
がサーバーで連絡しているというガセネタをデッチ上げた。ヒラリーの選挙事務所の主任だったJake
Sullivan氏は2016年10月31日に「トランプタワーのサーバーがAlfa Bankに通じている」と発表した。

サリバンは現在のバイデンホワイトハウスの国家安全保障顧問である。ヒラリー陣営はこのガセネタを
FBIとCIAに提供し、政府の調査機関を使ってトランプの疑惑調査を開始したのである。ヒラリーが落選
したあとも彼女の陣営はトランプ政権内の誰か(つまり内通者、名前は未発表)を使ってTE-1がホワイ
トハウスのコンピューターにアクセスすることができた、つまりヒラリーがホワイトハウスをスパイし
ていたことがわかったのである。

これに関連した報道によると、トランプ政権が発足する直前の2017年1月5日に、FBIのコーメイ長官は
オバマのホワイトハウスで多数の幕僚と秘密会議を行い、会談の直後にトランプタワーに赴いてトラン
プ次期大統領に事情報告を行ったという。報道によると秘密会議に参加した人員はホワイトハウスのオ
バマ、バイデン、ライス、サリーイェーツ、FBIのコーメイ、DNIのクラッパー長官などであると言う。

その後コーメイ長官はトランプに嘘をついていたことが発覚して免職処分となった。ホワイトハウスの
秘密会談はトランプを陥れるための会談だったのだ。トランプ降ろしの陰謀に誰が関与していたのかは
追々明らかになるだろう。政府の司法、調査機関などの他に国会でもトランプを弾劾した議員の多くが
トランプのロシア疑惑でっち上げの実情を知っているはずだ。

ヒラリーが出資してトランプのあら捜しからトランプタワー、ホワイトハウスのスパイ、ロシア疑惑を
でっち上げた上に、FBI、CIAを使ってトランプ降ろしの陰謀、マラー特別検察官の調査、さらにこれに
飽きたらず国会のペロシ議長などは強引にウクライナ疑惑をデッチあげてトランプを弾劾した。2016年
から最近に至るまでの反トランプ陰謀は数々の大きな台風を巻き起こした。ダーハムレポートは最終報
告でなくてこれから始まるアメリカの史上初の大台風の始まりで、ヒラリーが台風の目であると発表し
たのである。

ヒラリーはトランプ降ろしの陰謀を企んだだけでなく、FBIやCIAの国家機関を使ってトランプ疑惑を調
査させ、更にホワイトハウスのデータをスパイしていたのである。これはこれまでになかった大犯罪で
ある。ニクソンのウォーターゲート事件とは比較にならないほど大規模な犯罪である。左翼メディアは
ダーハムレポートの発表から1週間経っても沈黙しているが事実は隠せない。

ウォーターゲート事件ではニクソンが辞職した以外に69人が起訴され28人が有罪判決を受けた。スパイ
ゲートでは数倍の人間が起訴されるはずだ。バイデン大統領がスパイゲートに関与しているほかに、バ
イデン政権のサリバン、ブリンケン、ライス、オバマ、FBIのAndrew MacabeとAndrew Wray、コーメ
イ、CIAのジョン・ブレナン、DNIのクラッパーなど、数えきれないほどの政府の現役官僚や元長官が起
訴されたらバイデン政権も民主党もガタガタになってしまう。乞う御期待。


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